議会あれこれ



血液製剤フィブリノゲン納入医療機関の
   公表でC型肝炎ウイルス感染の心配広がる


 私は、12月22日の本会議で神戸市当局に対して、C型肝炎の感染源とされる血液製剤フィブリノゲンの納入医療機関の公表に伴う対策について神戸市当局に質問しました。フィブリノゲンは出産や外科手術の際の止血剤として使われ、1980以降だけでも29万人に投与され、1万人がC型肝炎を発症したといわれています。中央区でも市民病院やパルモア病院などで使用されており、かなりの患者に投与されたと見られています。

 しかし、カルテの保存期間が5年ということで、県内でも保存しているところはわずか6%と責任の所在に大きな障害となっています。神戸市では相談窓口ができ、今年の3月まで無料の検診が保健所で受けることができます。私は、市民病院など過去のカルテをマイクロフイルムなどで保存しているところは、調査して積極的に対象者に知らせるべきこと、また3月までの無料期間の延長、またカルテがありながらも保存していないという医療機関の指導や、薬剤会社や国の責任追及のための援助などを質問しました。

 神戸市はすでに問合せが1600件を超えていることを明らかにして、積極的な広報を行うことや、医療機関への協力指導や、訴訟団などの紹介など行うことを約束しました。しかし、無料期間の延長や市民病院でのマイクロフイルムの抽出は物理的にできないということでした。

 そもそも、フィブリノゲンは、投与された患者が感染する恐れが指摘され、アメリカでは77年に承認が取り消されています。ところが、当時のミドリ十字は77年以降もフィブリノゲンを製造し続け、厚生労働省も94年に安全な製剤を承認するまで放置してきました。国の責任は非常に大きいです。