学生インターンのページ
 学生インターンを受け入れて10年になります。最近では議会での傍聴や勉強だけでなく、委員会での質疑づくりにも参加してもらっています。インターンから自分達の頑張りを残したいとの声が寄せられこのページを開設することになりました。

 

2010年春インターンの成果発表 インターン参加の感想です



 
2010年春インターンの成果
 
インターンメンバーを紹介します。
  内田祐加さん    神戸大学
  益田あゆみさん   関西学院大学 
  赤松由梨さん    岡山大学

 消防局質疑文をあわはら市議から意見をもらいながら、3人で作成しました。その文章と当日のあわはら市議と当局やり取りを含め、以下に掲載します。

 消防局の団員確保対策で定住外国人にも団員資格を拡大するべきというものでした。

1、消防団へ団員確保対策について


 今回の神戸市消防団条例改正の趣旨は、確保が難しくなっている消防団員を入団しやすくすることである。そのため在学要件を追加することにより、大学生等を消防団に任用できるよう任命要件を拡大する議案がある。
 神戸市消防団条例の任命条項には、(1)当該消防団の区域内に住所を有し、又は勤務していること。(2)年齢が18歳以上であること。(3)身体が強健であること。と定められており、欠格条項にも国籍条項は明記されていない。したがって、外国籍消防団員は神戸市において条例違反となることはなく、受け入れは可能なはずである。消防団員を増加させるため、定住外国人にも募集をかけてはどうか。ご見解を

答弁
 最高裁判例や消防庁の過去の見解をみると、公権力の行使に関わる行為を行う消防職員はもちろん消防団員に外国人を採用することは難しい。ただ、消防庁は平成17年に行われた消防審議会で、外国人の入団を認めているのかという質問に「活動は、公権力の行使をしないという範囲であることを、外国人にご了解をいただいた上で、入団については地元の市町村、消防団と相談するよう話をしている。」と回答している。実際、定住外国人の消防団員を受け入れている市もある。たとえば、2009年4月には九州の宮崎市でコロンビア国籍のバリトバレラ・デイシー・ミリアムさん(44)が消防団員として入団している。そして、三田市でも米国オレゴン州出身デイビット・へプラーさん(49)が三田市消防団に入団している。これは、機能別消防団という考え方で、公権力の行使に関わらない機能で入団を認めているようだ。ただ、消防団団長会議で、この機能別消防団の検討など相談を行ったが、今はその時期でないとの立場だ。したがって、外国人の採用は難しい。

再質疑
 消防団の機能そのものが今、大きく変わりつつあるのでないか。ポーアイでも画期的な学生も含めた消防団ができあがっている。地域特色を持った消防団があってもいいのではないか。特に、中央区にはたくさんの定住外国人が住んでいるし、震災の時にも助け合った。また、朝鮮学校では地域の避難所になって、国籍を超えた助け合いが行われた。関東大震災で起こった朝鮮人などの虐殺事件とは大きな違いだ。国際的にも、神戸は評価されている。この神戸だから、できることではないか。この成果を、消防団への定住外国人採用に結びつけてはどうか。見解を。

答弁
 しかし、最高裁判例や消防庁の見解がある以上、公権力の行使に当たる行為が消防団には認められており、従って、採用は難しい。また、機能別消防団に議論は未だすすんでいなく。消防団に入らなくとも、防災コミュニテイ活動などで外国人の協力をしていただいたら思っている。ただ、言われる意味は非常によくわかるし、検討するべき課題と思っている。消防団長会議でもその趣旨を伝えたい。

意見
 今日は、公権力の行使とは何かとの議論はさけて質疑させていただいた。地方公務員の場合公権力の行使はあたらないという議論もある。地方公務員の採用事態でも国籍条項を撤廃している自治体もある。ただ、国籍を超えて助け合った神戸だからこの議論を越えられる思う。差別や偏見のない平和な社会を作る意味でも大切でないか。
 
 質疑の後、3人で公権力の行使が壁になっているということで、更にこの内容を深めようと、以下のような見解をまとめました。


(1)在日外国人の消防団活動を認めよう!

 @消防職以外の公務員の受け入れ状況

消防職には公権力の行使があるため、受け入れは困難である。しかし、消防職以外では公務員を受け入れている。では、他の公務員は公権力を行使しないのか?

在日同胞2世、孫敏男さん(48)が2003年3月に兵庫県川西市役所の副主幹(課長補佐級)に昇任を決定し、同年4月1日付で発令している。在日同胞としては全国で初の管理職就任である。管理職は公権力を行使する存在ではないか。今後、課長級の主幹、さらにライン職にあたる次長、議会答弁も担う部長級の参事へと上りつめていけるのかどうかについて孫さん自身は「人事がどこまで(外国人の昇進を)許せるかどうかの問題。市民のコンセンサンスしだいでしょう」と述べている。

やはり、自治体によって様々なようである。公権力という曖昧な枠により就職差別を受けてきている。しかし在日外国人は日本に住み、日本人と同じように税金を納めているではないか。実際、在日外国人を受け入れている自治体もあることが分かっている。神戸市には多くの在日外国人が在住しているのに雇用の門戸が狭いままでは国際都市とは言えないのではないか。

多くの在日外国人が在住する神戸市から発信していくことで他の都市にも働きかけができるのではないかと思う。

 A公権力と有事法制の関係

このように公権力の行使が定住外国人に認められている例がある。ということは「公権力の行使の問題があるので外国人は消防団に入団できない」というのはおかしい。消防団業務も認められるべきである。そもそもなぜ外国人が公権力の行使をしてはいけないのだろうか。それは有事法と大きくかかわっており、外国が攻撃してきたときやテロが勃発したとき、消防団には国民を守る義務があることが理由である。その事態の際に公権力をもった外国人による悪行に対して懸念しているのである。無礼な偏見であるが、行政は万一の事態についても考慮しておかなければならないのかもしれない。それならば、「外国人は消防団に入団できない」という制限を「武力攻撃事態など緊急の場合のみ外国人消防団員は出動できない」という制限にしてはどうか。不足している消防団員の確保とともに国際交流・国際協力にも繋がるのではないか。日本を率先する国際都市神戸になることを目指していってほしい。

(2)在日外国人の機能別消防団員を認めよう!

 消防活動は公権力の行使を伴うため、定住外国人の消防団員への受け入れは困難である。

 ところで、公権力の行使を伴わない範囲での定住外国人の活動を認めたものとして、機能別消防団がある。しかし、神戸市においては機能別消防団員への定住外国人の受け入れも認めていない。その一方で、防災福祉コミュニティーには受け入れているようである。機能別消防団と防災福祉コミュニティーの活動は同じであるため、防災福祉コミュニティーに受け入れている限り、機能別消防団で受け入れる必要はないというのだろう。しかし、防災福祉コミュニティーに受け入れていながら、機能別消防団員としては受け入れられないというのはおかしい。

 機能別消防団と防災福祉コミュニティーの違いは何か―それは、公務員か否かである。なぜ定住外国人が公務員になることが出来ないかというと、公務員の業務は公権力の行使に関わるものが多いからだろう。しかし、機能別消防団員に限っていえば、公権力の行使とは関係ないはずである。

 まず、神戸市において防災福祉コミュニティーだけでなく、機能別消防団員に定住外国人を受け入れさせてはどうだろう。


 
 インターン参加の感想です。

 内田祐加  神戸大学
1.私はインターンシップを通して、積極的に発言することの大切さを学びました。議員さんのもとでの活動は勉強会が中心でした。勉強会では分からないことだらけで、最初は恥ずかしくてなかなか質問できませんでした。しかし、私がした質問を議員さんが「予算特別委員会の質疑に採用する」と言ってくださり、自分たちで資料を集め、原稿を作成しました。議員さんが私たちの原稿をそのまま読んでくださった時は嬉しかったです。その質疑に対する答弁から勉強したことを、また議員さんの前で発表します。勉強会では受身でも学ぶことはできるけど、積極的に発言したことで知識が深まったと思います。

 またインターンシップを通して、笑顔の大切さに改めて気づきました。議員さんのおかげで、様々な人と出会う機会がありました。「笑顔が大切」とは、沖縄から東京まで平和を訴えて歩く「ピースウォーク」の参加者から聞いたことです。私も常に笑顔でいることを心がけているつもりですが、知らないうちに無愛想な表情になっているかもしれません。議員さんも人と話すとき、笑顔で話されます。相手にも笑ってもらうため、まずは自分から笑顔で人に接しようと思いました。

2.新社会党は、いつも社会的弱者の味方だと思います。常に住民の意見を尊重し、たとえ他党と意見が異なっても、その意見を簡単には変えようとしません。そして、市民の目線に立って考えられるみなさんは、日常生活においても私たちに優しく接してくださいました。とても笑顔が素敵で、私たちも気兼ねなく話すことができました。

 私は特に支持政党がなく、インターンシップではどの政党にいっても良いと思っていました。新社会党は少しマイナーかもしれませんが、今回のインターンシップを通じて、新社会党のことや、その基本理念を知ることができて良かったと思います。

 和やかで居心地の良い会派室でした。この2ヶ月間は私のなかで、とても早く過ぎ去りました。そのように感じることができるほど、私のインターンシップは毎日が楽しくて充実したものだったのだと思います。せっかく知り合うことができたのに、みなさんと別れてしまうのは悲しいです。このインターンシップの経験を忘れずに、これから自分の未来に向かって頑張っていこうと思います。今まで短い間でしたが、本当にありがとうございました!

 益田あゆみ  関西学院大学
1.今回議員インターンシップに参加し、普段経験できないような経験をすることができました。最初は「議員さんってどんな仕事をしているのだろう。」など、あまりイメージができませんでした。しかし活動を共にするうちに、今まで持っていた議員のイメージが変わりました。

 インターン期間中は傍聴やイベント活動が中心でした。私は今まで自分の市である神戸市について知らないことが多く、傍聴や勉強会を通して市の状況や問題を直接聞くことができました。しかし、傍聴をしに来る方々は年配の方々が多く私たちと同じような年代の人の姿が見えませんでした。私もインターンでの傍聴をきっかけに神戸市について考え始めました。若い人たちがもっと自分の市について考えるために傍聴は一つの手段になるのではないかと思いました。

 また、インターン期間中に新聞の記事に載る前の情報を聞くことや、普段会えない方々と会うことができる機会も多くたくさんの刺激を受けることができました。神戸空港問題など私は表面だけしか知らず、粟原さんと勉強することで問題について深く考えるようになりました。表面からだけでは分からない内側の問題があることが分かりました。

 インターンを通して、市について知ることは簡単ですがそこからどれだけ深く考えるかは自分の気持ちだと思いました。これからの大学生活に生かしていきたいです。

2.今回のインターンシップで様々な活動を経験することができありがとうございました。ピースウオークや講演会など多くの活動に参加でき嬉しかったです。多くの方々と出会い、そこから考えを聞くことができいい経験になるとともに刺激を受けました。

 途中10日間抜けるため充実したインターンシップができるか不安でしたが、充実した日々でした。なかでも消防局の質問作成から事例を調べみんなでまとめる機会を頂いたのが印象的です。
調べてみると難しい問題でしたが、みんなで一つのことを調べることができよかったです。
このインターンシップを通して、興味を多くもつ機会となりました。今社会で起きている問題を分かりやすく説明していただいたり、話も多くすることができ楽しかったです。
あっという間の2ケ月間でした。インターンシップに参加してよかったです。

 
赤松由梨 岡山大学
1.2ヶ月間あわはら議員のもとで今までの生活の中では決して体験できないことを体験させてもらい、知らないところで様々な活動がされていることを知ったことで本当に世間を知らないということを痛感しました。
 
 初めは何をすればいいかも分からず、行政の話を聞いても知らないことばかりでどうしようかと思っていました。神戸市の財政や神戸空港問題など興味深く、聞いているだけで知識も増え面白いと思いましたが、後で思い返した時に聞いただけのことはあまり思い出せず、自分でよく考えたところはよく思い出せることに気付きました。

 聞いたことについて自分はどう思うかということが大事だとわかったことがこのインターンシップのなかで一番勉強になったことです。

2.あわはら議員をはじめ、新社会党の小林さん、中村さん、またPGTのみなさんやこの2ヶ月間お世話になった方々には本当に感謝しています。何も知らず緊張していた私たちに親切にお話ししていただいたり、何事も勉強させてあげようとしてくださったりと、あわはら議員のもとで活動することができて本当によかったと思うことばかりです。

 あわはら議員と一緒に神戸の街を歩いているときにはたくさんの方があわはら議員にあいさつをされていたのを何度も見たり、会派室にあわはら議員を訪ねてこられる多くの人々を見たりと、こんなに地域の人々に頼りにされている議員さんがいるんだなと思いました。

ここで2ヶ月間勉強できたこと、その勉強したことについてあわはら議員の意見を聞いたり言ったりできたことは今後役に立つし、必ず役立たせたいと思います。2ヶ月間迷惑をたくさんおかけしたと思いますが、多くのことを勉強できてとても嬉しく思います。本当にありがとうございました。