韓国行(2004年4月5日〜10日)

 4月5日早朝、韓国のソウルに向かう。かねてからの約束で、とうとうこんなはめに。10年前であれば、北朝鮮には行っても、韓国を訪れようとは夢にも思わなかった。ニューカマーの面倒をみたがゆえに、ご招待となった。インチョウル空港に到着してみなければ、今日の宿泊もわからないという、不可思議なことになっている。空港に出向かえがなければ、6日間どう過ごせばいいのか。李さんの迎えがあることになっているのだが。今回の韓国では観光が主であるが、ちょうど韓国の総選挙が行われており、その現実にふれるのも楽しみだ。どこかの応援でなく、客観的にみれる。通りすがりの人間として、傍観者としてみれるなど、日本での私の現実からは夢のような感覚である。6日間ある意味でわくわくするのである。

 李さんが迎えにきていることを祈りたい。大韓空港の機中より。
11時20分にインチョル空港に到着。入国審査に手間取る。係官が私の下手な字をなぞってきれいにしてくれている。どんな意味があるのか。機械にかける関係なのか。手荷物を受け取り、出口に向かう。すぐに、李さんを確認。これで一安心。すぐに、空港バスでソウルに向かう。約1時間でソウルに到着。やはりこちらは選挙でたいへんなようだ。ウリ党の候補がこれからは若者の時代で年寄りは投票に行く必要がないと集会で演説して、その場で壇上に抗議者が飛び上がる事態になっということだ。この候補者は反省して老人ホームに慰問に訪れたりして、謝罪行脚を続けているようだ。李さんの話では当選する事は難しい。政治家は発言に気をつけるべきと、私にも耳が痛い。

 ホテルはプリンスホテル。一泊ダブルで8000円、5泊で400000万ウオンを払う。李さんから10万円を100万ウオンに両替しておらう。100万の札束を帯付つきでもらうと金持ちになったように錯覚する。
 ホテルで荷物をおいて、ソウル最大の繁華街、ミョンドンを散策する。ついでに、サウナでアカスリも体験。サウナはスチーム形式でとにかく熱い。アカスリは手慣れたもので、あなたはよくアカが出ると笑われた。風呂でも背中を洗ったことがないし、独身であったことがバレてしまった。疲れたので7時にホテルに帰った。テレホンカード(1万ウオン)を購入して、神戸に国際電話するもなかなかつながらない。ようやく、10時に奈津子につながる。元気に学校に通っているようで安心。念願の友達もできたようだ。さて、いよいよ2日目がはじまる。韓国ではメガネを買いたい。

 4月6日朝7時に起床。熟睡で体は快調だ。スターバックスで朝食をとる。韓国語はわからないが、英語は少しはできる。李さんが10時にホテルに迎えにくる。タクシーでヨンビンガンに行く。ここは李朝の王様が住んでいたところだ。約1時間の行程で説明を聞く。あまり手をいれていないよさがある。現代グループ本社前ではドーベルマンを連れて2丁拳銃をもった警備員をみる。映画の世界のようだ。昼食は本格的な韓国料理を食べる。雨が降出したので、映画を観に行くことになる。ちょうど世界同時公開のキリストの復活を描いたシーザスという映画だ。とにかく、6.1チャンネルのサラウンドがすごい。音響に驚かされる。映画も迫力があった。今年のアカデミー賞は確実か。映画を観て晴れるまで喫茶店で休憩だ。雨が晴れてから日本で言う道具屋筋、とりわけ電気屋さん街を歩いて帰る。日本橋など問題外でアジア全体からここに電器製品集まってくるらしい。途中でおいしい鳥を食べて、豊田ホテルで休憩して、帰途につく。

 4月7日、7時に起床。今日はさすがに腹の調子がイマイチだ。サウナに行く。間違わずに行けた。方向感感覚の正確さにいまさらながら驚く。地下8階にあるサウナ。料金は400円。安い。スチームサウナしかないのは残念だが、とにかくゆっくりできるのが良い。サラリーマンが多いようだ。昨日から泊まっている人もいるようだ。中二階にたくさんの人がまどろんでいる。10時に李さんの迎えをうける。10時30分に3女が運転して案内してくれる。彼女は明るくて、韓国で元気で暮らしているようだ。子供さんは3人で一人はタレントということでこの送り迎えでたいへんと話してくれた。韓国では非常に売れている子役のようだ。昼過ぎにこのタレントと合流したが表情の豊かな子で、日本でも売れそうなくらいだ。娘さんの紹介でメガネを買いにいく。値段が安いと聞いていたが、やはり私のレンズは特殊になるらしくて、3万円を越える値がついた。李さんが交渉してくれて安くはなった。ついでに、度がないレンズをつくってもった。李さんと別れた後、一人でソウル市内をあるくことにした。ソウル駅の大きさに驚く。ここで、BOAのCDが1400円で買うことができた。日本の値段の半分だ。駅は大きく、韓国全体の中心といったところか。旅の醍醐味はこのようにだれもいないところに一人で行くことにあるかもしれない。

 4月8日、今日も朝からサウナに行く。だいぶなれたこともあって、紙幣をコインに変えて機械でマッサージを行う。11時に李さんが迎えにきた。すぐに、南大門に行き昼食ををとる。引きが強い店だったが、韓国そばはおいしかった。日本の女学生が日本語でおいしいを連発していた。南大門で買い物をする。この際ということで、スーツと代え上着とズボンを5本もかってしまった。デザインも決して悪くない。卸しと言うことで破格の値段がついているらしい。寸法も5本のズボンを1500円で直してくれた。日本ではなかなか会わないのに寸法直しは完璧だった。技術の高さに驚く。一旦、ホテルに戻って再度、南大門で食事をしに出掛ける。食堂はさかなの市場のあるところを探したが、いいところがなくて、結局鳥屋さんに入ってしまった。これは、間違えたと思ったが時遅く、料理をみてがっくりだ。今回は、ニュースをみて韓国選挙は、ハンナラ党が強いみたいだ。どうも、韓国の国民は混乱を望んでいないようだ。李さん一家はそもそもハンナラ党の党首のボク.ウネさんと幼なじみで友達だということらしい。政権にお世話になって仕事をしてきたらしい。ここの、一家の話を真に受ける訳にはいかないが、ウリ党の評判は大統領の訴追の時が最高で選挙が進むに従って、落ちてきているようだ。それに比して、党首の人気もあって、ハンナラ党に支持がよせられているようだ。帰ってテレビをみると日本人3人がイラクで人質になっている。それも、平和運動をしてきたようなメンバーが人質になっている。自衛隊派遣反対の立場の人が人質になっている。皮肉だ。小泉は自衛隊を日本に帰すことは絶対にないと言明した。3人の人質はどうなるのか。これで、殺害されたら浮かばれない。

 4月9日、今日もサウナに出掛ける。熱さをしのぐ技も会得する。11時に李さんが迎えにくる。今日は、最初から昨日食いぱぐれた海鮮料理を食べに行く。まだ、12時にもなっていないのに、焼酎を飲んで、本当に辛い、辛い海鮮料理をいただく。口が腫上るようだった。ただ、野菜が多い分だけ体には良いのかもしれない。あれだけ、食べて飲んでいるのに、体重はむしろ痩せ気味になっている。朝鮮の人に太った人をそれほど見ないのは、この食生活にあるのかもしれない。午後に、ロッテデパートに行き、土産のノリとキムチを買う。味見をしたが、昼食のせいで舌がマヒしていて、味がわからないのだ。とにかく、土産を調達してホテルに帰る。疲れと酒がまわってきたことで、ホテルで午後6時まで休んだ。その後、東大門まで歩きと地下鉄でなんとか到着。ここも、卸しだということだが、若い人が多い。とにかく、でかいビルの中に卸屋さんが所狭しとならんでいる。客引きもかなり強烈だ。時間があれば一日まわる価値があるところだ。しかし、どこのデパートの前にもステージがあり、有名歌手が登場してくる。日本はライブハウスと路上ライブが主流のようだが、ここではこのような大手商店が自らの客引きも兼ねて、このようなステージを自分の店の前に持っていることに驚く。日本でも、うまく空地利用でできるのでないか。8時を越えたので明日の帰り仕度もしないといけないので、地下鉄でかえることに。地下鉄の料金は70円。安い。ミョンドン駅までは15分ぐらいだった。腹の調子がよくないので出店で魚のすり身のテンプラをかい、夕食をすます。

 4月10日、今日は神戸に帰る。7時30分にサウナに行く。このサウナでは日本人は見ない。地元のサラリーマンが多いようだ。9時にはネクタイを締めて出て行く人が多い。最後で名残惜しい気はするが、ソウルももうこれ以上はしんどい。帰るには良い時期ではないか。10時にホテルをチェツクアウトして、空港バスがでるセゾンホテルまで車で送ってもら。空港バスは料金が700円で、自動支払いになっていて、釣り紙幣は別の機械からでてくるのである。日本では見たことがない機械である。釣銭と思っていると、別の機械からでているのである。空港には1時間20分かかって到着。搭乗手続きをして、スーツケースを預けて休憩していたら、李さんがやってきた。22番ゲートから搭乗ということで場所に急ぐ。しかし、時間が2時40分であるにもかかわらず、ゲートに到着したのは12時40分。2時間もだれもいない待ち合いで過ごす。年寄りはこれが怖い。なんでも早いのは良いが、過ぎたるは及ばざるがごとしだ。飛行機は順調に飛行を続けている。今、兵庫県上空にさしかかった。いよいよ、関西国際空港への着陸体勢に入る。6日間に及ぶ韓国ソウルの旅も終わりだ。関西国際空港のアナウンスが始まった。電子機器はここまで。終わりにする。