記録員室


カテゴリーについて

 野球小説に関する”フィクションの度合い”を示す分類法として、独自に定義したものです。以下の四段階に分かれています。
 

 ・カテゴリーA

 選手、球団、全てが架空の人物で構成された作品。全て作者の思い通りに設定できるという点では比較的容易に書けると思われるが、その反面、リアリティに欠ける、全てを詳細に設定するのは困難、現実の公式記録との対比が出来ない、といった難点もある。
 

 ・カテゴリーB

 実在の球団と架空の球団が混在する作品。いくつかのバリエーションが考えられるが、一番多いのはセ・リーグあるいはパ・リーグが8球団で編成されているパターン。8球団なのは、7球団だと開幕戦から試合のないチームが出たりして試合日程が組みにくい為。


 ・カテゴリーC


 実在の球団に架空の選手が所属する作品。主人公だけでなく、ライバルも他球団の架空選手である場合が多い。架空選手と実在の人間を等分にリアルに描くのが難しい。代表作:新宮正春著”影武者ジャイアンツ”など。


 ・カテゴリーD

 全て実在の球団・選手のみで構成された作品。代表作:川上健一著”マジックレース’85”など。



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