「失礼ながらこれだけは落第です」
――アマチュアネット小説の取り扱い方
タイトルは、本稿を書くきっかけとなったB.CATさん(”めぞんEVA”の人気EVA小説書きの方)からのメールの一文から。アクトワンスタジアムで公開している『マリーンズの閃風』を評してのお言葉であった。
一読者からの忌憚のない感想として拝聴しておくことも出来たはずなのだが、間が悪いと言うべきか、当時はちょうど『虚栄のエヴァ』絡みで精神的に沈んだ状態にあった。
反面、「徹底的な勝利を収める以外に、過去の失点を補う術は無い」とばかり、噛みつく対象を探していたきらいもあり、タイミング悪くそこにB.CATさんからのメールが来た為に、結果としてネット喧嘩同然のメールのやりとりをする羽目になってしまった。
従って、当時は半ばあてつけに書かれた本稿ではあるが、ここで提示した問題は、ネット小説全般に言えることではある。
一本のメールが書き手を奮起させることもあれば、逆に執筆意欲を萎えさせることもある。前者はともかく後者において、責任の所在を全て「打たれ弱い書き手の責任」としてしまって良いのか。裏を返せば、「読み手は書き手を傷つけないように細心の注意を払って、波風立てないような感想メールしか書いてはいけない」のか。
答えが簡単に出る問題ではないが、書き手にとって読者からの感想メールとは、読み手が思う以上に影響力が強い事だけは、読み手の方は覚えていて貰って損は無い、と確信する。
(1月6日改編にあたって)
話題の視点がエヴァ小説批評やランキングから逸れて、エヴァ小説指南なるものに向いたことから、少し考察じみた事を書いてみたく思います。
論点としては、
1・読み手はアマチュアのネット小説に何を期待し、どの様に対処すべきなのか?
- 感想メールで面白かったと書くことは、作者の為にならないのか
- 逆に、面白くなかった作品をはっきり面白くなかった、と評することは、どのような意味があるのか
2・ネット上で小説を書く人間は、何を心がけていなければならないのか?
- ネット上に公開する以上、自己満足より上のレベルを誰もが目指さなければならないのか
- 質の向上を計り、書き込み過多になって難解になることは、結局ネット小説上の特性からいって、読者をないがしろにする結果になりはしないか
等々、読み手と書き手の意識のずれが主体になると思われます。『インディペンデンス級軽小説に関する概念研究』と対比の上、皆様にも思考の翼を広げていただければ幸いです。
近代パクリ物書きの夕べに戻る
サブグラウンドに戻る