☆畸人郷編集人の極私的日記 (2002年11月)☆
11月30日(土)
今日は朝一番の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の映画を見に行った。こちらも面白かった。原作もそうだが、大人が見ても(読んでも)面白い。第2作には第1作にはなかった謎がある。それも「なるほど」と思わせる伏線がひいてあるところが立派だ。おいおい、これは本当に子供向きの本なのかいと思ったことは数度あった。
夜は畸人郷の例会で、深夜まで飲んでいた。いつもとおりJRの終電で西明石まで行ってタクシーで家へ帰った。もちろんフラフラだった。
11月29日(金)
ハリー・ポッターの第1作をDVDで見た。面白い。原作を読んでいるのだが、すっかり忘れていた。2時間半の映画なのだが、そんなに長くは感じなかった。
11月28日(木)
相変わらず調子が悪いので、おとなしく寝ます。
11月27日(水)
体調がなかなか本調子に戻らない。無理をしないようにして、寝ることとします。
11月26日(火)
お金を捻出してHMMを購入。特集はローレンス・ブロック。ブロックも好きだ。マット・スカダー、いいねえ。作品解題を読んでいたら「危険な文通」が「ダーティー・ラリー氏の華麗なる陰謀」と改題されて出ているようだ。知らなかった。この「危険な文通」は本当に見つからない本だから、ありがたい話である。それにしても、もう1月号なのですね。1年の過ぎるのが早いこと、早いこと。
11月25日(月)
風邪の症状は幾分軽くなったが、用心のためどこにも寄らずに帰宅して、早めに寝た。
11月24日(日)
完全に風邪がぶり返してダウン。一日中家にいた。微熱の中、咳は出るは、喉は痛いはさんざんな日曜日だった。
11月23日(土)
午後からSR神戸例会なので11時過ぎに元町方面へ出かけた。途中で丸善によると「成田一徹」展をやっていたので覗いた。あの切り絵は好きだ。それと成田氏が選ぶ題材も筆者の好みである。原画なら興味がある。展覧会場では氏の新著「ザ・シガー・ストーリー」を販売していた。題名のとおり著名な葉巻愛好家の話である。買おうかどうしようか迷っていたら(極度の金欠なので一冊の本でも躊躇するのだ)、当の成田氏が現れたではないか。そこでサインをしてもらうために本を買った。ほんの少しだけ話をしたが、切り絵の関係で初めて仕事をしたのは早川書房の「ミステリ・マガジン」であったとのこと。
SRの例会も無事終了して安心したのか、それとも二次会、三次会と続いたのが悪かったのか、家へ帰った時には風邪がぶり返していた。
11月22日(金)
英国の古書ディーラーのジェイミイ・スタージョン(Jamie
Sturgeon)に注文していた本が到着。何を頼んだか忘れていた。P・クエンティンとかを頼んだらしい(もはや記憶にないのである)。洋書は最近ほとんど読めていないのだが、集中して読みたいと思う。本当に本が貯まってしまい、動きがとれないのが現状である(それでも、まだ買っているのだから救いようがないですな)。
明日はSRの神戸例会。主催者なので遅れるわけにはいかない。と言うわけで早く寝ます。時間が許せばお越し下さい。場所は兵庫県民会館(JR元町駅西口より北へ10分程度)で、時間は1時からです。
11月21日(木)
今日は駅近くの新刊書店に行った。「贈る物語」というアンソロジー(全3冊)が出ていた。内容を少しだけ見たが、オーソドックスなセレクションだった。新書の発売日とあって新刊が数多く並んでいたが、今月はパスしそうだ。今月の新刊で買ってしまいそうなのが、少し前に出た集英社新書の「明星」の表紙の写真が収録されたものだ。懐かしいですね。しかし、「明星」はまだ出ていたのですね。
「神学校の死」(P・D・ジェイムズ)を読了。これは傑作ですね。英国ミステリの典型と言っても良いでしょう。遅い展開も全く気にならないばかりか、それが長所にもなっているという作品です。最近の展開の早さで読ますミステリに慣れている方にはお薦めできませんが、古き良きミステリをお好きな方にはぜひ読んでいただきたいと思います。最後にひっくり返らないのが残念と言えば残念ですが、それは無い物ねだりというものでしょう。今年のベスト5には入る作品です。
11月20日(水)
仕事が終わってから家に直行した。地下鉄の駅から家まで徒歩15分なのだが、その間「Jet」を鼻歌で歌っていた。いいねえ、いいねえ。思わず「Jet!」と言うところが大声になって、通行人が振り返ってしまった。昔なら恥ずかしいと思うのだが、この歳になれば何ともない。
「神学校の死」を継続して読書中。スピードアップが出来ないのが難点である。しかし、怪しげな人物ばかり出てきて、しかも舞台は神学校とくればこれは本当の探偵小説である。こちらも、いいねえ、いいねえ。あと140ページ程度なのだが、読み終わるのが惜しい。
11月19日(火)
国書刊行会から「割れたひずめ」(H・マクロイ)が出ていた。金欠なので買えない。現在「神学校の死」(P・D・ジェイムズ)を読書中。面白い。しかし、書き込みがもの凄く、進まない。今半分くらいのところまで来たが、ようやく死体が出てきて捜査が始まったところである(それ以前にも2人死んでいるのだが、殺人かどうかはわからない)。地味だが、これが英国ミステリの神髄なのだ。
11月18日(月)
今日は仕事が終わってから、ポール・マッカートニーの大阪公演を見に行った。素晴らしかった。既に60歳だが、あの声は健在だった。
少し詳しくなって申し訳ないが、ビートルズ解散後の曲では「Maybe
I'm Amazed」「Every Night」「Band on the Run」「Let Me Roll
It」「Jet」「Live and Let Die」「My Love」等を演奏した。どれも良かったが、やはり「Jet」だろう。これは良かった。本当に良かった。ポールのLPは残念ながら「Venus
and Mars」までしか買ってないので、その後の曲はわからないのだが、好みの曲ばかり演奏してくれた。
ビートルズの曲についてはここに書くまでもないだろう。夢のようなひとときだった。しかし、「Getting
Better」「She's Leaving Home」がライヴでやれるとは時代は変わったものだ。
このライヴについては、もう少し詳しく書くつもりでいる。
11月17日(日)
午後から元町・三宮に出かけた。海文堂で横正の徳間文庫「蜘蛛の巣屋敷」「比丘尼御殿」を引き取る。これは以前東京文芸社から出ていた「横溝正史シリーズ」(黒いカバーのついたソフトカバー本、黄色い帯が付いていた)で持っている本である。これらもとうとう文庫になったかという思いだ。既に金欠状態なので値段の高い本は買えないのだが、古書店で講談社文庫「ダルタニャン物語」全11冊の1冊欠を買った。何と1000円。これは買い物だった。
11月16日(土)
朝早くから東京へ行った。
まず、東京は文京区の弥生美術館に行った。「江戸川乱歩と少年探偵団」展を見るためである。良いとは聞いていたが、これほどとは思わなかった。素晴らしい。ともかく一見の価値あり。近くの人も遠くの人も見に行きましょう。ラジオドラマの「大金塊」の録音が流れていたが、番組の提供は養命酒だったのですね。
その後、鎌倉へ移動して「鮎川哲也先生 お別れの会」に参加した。参加者は島田荘司氏、笠井潔氏、有栖川有栖氏等々、そうそうたるの顔ぶれである。知っている人も数多く参加されていて、いろいろな話に花が咲いた。
しかし、会場で同じテーブルにいた人の名前を聞いて驚いた。田中潤司その人なのだ。な、な、なんと。いろいろ聞きたいことがあるのに、言葉が出てこない、田中氏はお元気そうで、短い時間だったが面白い話を聞かせてくれた。
日帰りだったので8時前の新幹線で帰ったが、さすがに歳には勝てない。一日の間に相当電車に乗ったが、寝てばかりいた。
11月15日(金)
明日は東京へ行く必要があるので、さっさと寝ることにします。「僧正の積木唄」読了。何と申し上げて良いのかわかりません。「僧正殺人事件」についていろいろ書かれているが、そのことがファイロ・ヴァンスの魅力なのではないだろうか。読者は(少なくとも小生は)そこに惚れているのである。
11月14日(木)
継続して「僧正の積木唄」を読書中。通勤時間が短くなったとはいえ、1冊を読み切るのに2日以上かかっているとは何事だ。単純に計算しても年間180冊も読めないではないか。目標は200冊なのだが、難しいですね。
11月13日(水)
新刊書店にも行くことなく帰宅した。山田正紀「僧正の積木唄」を読んでいます。中程まで来ていますが、少し盛り上がりに欠けますね。もう少しすると、盛り上がってくるのでしょうか?
11月12日(火)
久しぶりに駅前の新刊書店に行った。光文社文庫「「黒猫」傑作選」が出ていたので早速購入した。内容は「黒猫」の他に「トップ」、「ぷろふいる」、「探偵よみもの」からのセレクションである。収録作品の題名を見ているだけでもワクワクしますね。これからの予定では「X」、「妖鬼」、に続いて「密室」傑作選があります。これらも大いに期待したいと思います。
11月11日(月)
今度の風邪はなかなか治りませんね(歳のせい?)。今日も仕事に行っただけでした。
11月10日(日)
体調はまだ完全ではない。明日からのために、今日はどこにも出かけず家にいた。
11月9日(土)
未だ体調は回復していないのだが、神戸ファッション美術館の「にっぽんの青春時代展 1960・70年代」を見に行った。この時代のファッションはやりVANであった。懐かしい。あまり服装に興味はないのだが、あの時代の嵐のようなVAN旋風は記憶に残っている。それと「平凡パンチ」。こちらも鮮烈な印象だ。70年代に青春を過ごした者(筆者は70年に高校に入学し、79年に就職している。本当に70年代は青春時代だ)にとっては、60年代は少し古びた感じがする。しかし、60年代に青春時代を過ごした人は、70年代は混沌とした闇の時代と思っているはずだ。
美術館の一部に「70年代の雑誌や、映画のパンフレットです。ご自由にご覧下さい」と無造作に雑誌、パンフレットをおいてある場所があった。そこにあった「Let
It Be」「華麗なるギャツビー」「ある愛の詩」等のパンフレットは自分の家にあるのである。「Let
It Be」を見た阪急文化、「華麗なるギャツビー」を見た新聞会館大劇場、「ある愛の詩」をロードショーで見た国際松竹を昨日のことのように思い出すことができる。ああ70's。
11月8日(金)
まだ体調は十分ではないが、会社の帰りに海文堂に寄った。ポケミスの新刊が出ていたので買ったが、何と新刊は007シリーズだった。学生時代には古書店には必ずと言って良いほど007シリーズが売れ残っていた。あまりにありすぎて、買う気など全く起こらなかった。ところがポケミス全冊収集の最後の一冊は「007は二度死ぬ」だった。この時には少し探さないと見つからない状況だったのである。
冒頭の部分を少し読んだが、面白そうだ。「私の名はボンド、ジェイムズ・ボンド」というセリフがあるが、原文ではきっと「My
name is Bond, James Bond.」だろう。おなじみのフレーズである。笑ってしまった。
11月6日(水)〜7日(木)
本当に風邪をひいてしまい、完全にダウン。何も書くことなし。
11月5日(火)
昨日に引き続き調子が悪いので、おとなしく寝ます。
11月4日(月)
今日も仕事だった。寒い中じっとしていなければならない状態だったので、体調を崩してしまった。夕方帰宅して、そのまま何もせず寝床へ入った。
11月3日(日)
今日は仕事で湊川に行った。本番は明日なので、今日はリハーサルである。神戸市営地下鉄の湊川公園駅から北に歩いて10分ほどの場所だ。今日行った場所の南側に、会下山(えげやま)がある(山と言っても既に住宅地となっているのだが)。その会下山には西田政治先生のお住まいがあった。仕事に行く前に心当たりの場所を歩いてみたが、さすがに30年近く前のことで、記憶があいまいだった。もう少し調べてから再度訪ねてみたいと思う。
山口雅也の「気偶」が出ています。今週号の「週刊文春」の書評欄には作者インタビューが掲載されていますが、一度読んでみて下さい。いや、ぜひとも読んで下さい。
11月2日(土)
今日は東京で旭堂南湖さんの探偵講談が開催される日であり、またその後池袋で大宴会が開催される日であるが、9月・10月と遊びすぎたため参加できなかった。残念無念。と言うわけで、今日は家庭サービスに費やしたのでありました。そういった中、近くの新刊書店を覗いて新刊をチェックしたのは当然のことである。
11月1日(金)
A・バークリー「レイトン・コートの謎」読了。これは良かった。バークリーの処女作なのだが、ひねってますね。今年のベスト5には間違いなく入るだろう。あまり書くとネタを割ってしまいそうなのでやめるが、次々に変化する展開に冒頭からページを繰るのももどかしい。