畸人郷編集人の極私的日記 (2005年6月)


7月3日(日)〜7月10日(日)
 今週も無事に過ごすことができた。通勤も慣れてきたとは言え、半分は寝てしまう。バスに揺られていると、いつのまにかウトウトしているのが本当のところである。
 近刊情報をもう一つ。今度はSFである。岩崎書店とは懐かしい名前だろう。そこから『SF名作コレクション』全10巻が出る予定だ(訳者の名前を見ると、昔出版されていたものの復刻のようである)。ラインアップは次のとおり。
1 アーサー王とあった男
2 タイムマシン
3 わすれられた惑星
4 宇宙怪獣ラモックス
5 なぞの第九惑星
6 宇宙の漂流者
7 夢見る宇宙人
8 作戦NACL
9 百万の太陽
10 時間と空間の冒険

配本は9月下旬。セット価格は15750円(税込み)。セット価格のみ記載されていることから、セット販売のみであろう。

 SFは岩崎書店のシリーズだろうが、ミステリの方はあかね書房のシリーズである。こちらも復刊して欲しいものだ。

6月27日(月)〜7月2日(土)

 週の前半は合宿形式の研修で、全く書店に行くことができず、発狂しそうになった。研修最後の日の30日(木)は少し早く自由の身になったので、当然元町、三宮に行った。新刊書店が眩しく見える。おおっ、新潮文庫の新刊が出ている。ああっ、この本も出ている。と声を出すのを押さえながら至福の時を過ごしたのであった。
 タワー・レコードで高田渡のDVD『タカダワタル的』を購入、そして扶桑社の雑誌『En-Taxi』を買った(最新号は高田渡の追悼特集記事が掲載されている)。帰宅後、早速とDVDを見た。『タカダワタル的』は2枚組で、1枚目は映画『タカダワタル的』をそのまま収録しているが、2枚目が凄い。映画では省略されていたライヴを収録しているだけでなく、「いせや」での飲み会のライヴ(?)が入っていたりして本当にお得である。
 以前にも書いたが、映画『タカダワタル的』の冒頭には、70年フォークジャンボリーで「ごあいさつ」を歌う高田渡のフィルムが使われている。「ごあいさつ」を歌った後に、カメラの方をチラッと見るシーンがあるが、その時の眼は最近の高田渡そのままである。映画の最後のシーンでは、アンコールに「ごあいさつ」を歌うのが使われている。35年後を隔てた同じ歌が、映画の冒頭と最後を占めているわけだ。1970年は高田渡21歳である。彼がフォークジャンボリーに出ていた年に、自分は高校に入り、今までの人生を180度変える出来事に出会うのである。そんなことを思いながらDVDを深夜まで見ていたのであった。
 近刊情報を2つ。作品社から『国枝史郎探偵小説全集』(全1巻)が8月下旬に出ます。予価4800円。もう一つは、本の雑誌社から『都筑道夫少年小説コレクション』(全6巻)が出る予定です。各巻のタイトルは次のとおり。
 第1巻 幽霊通信
 第2巻 幽霊博物館
 第3巻 蜃気楼博士
 第4巻 妖怪博士
 第5巻 未来学園
 第6巻 拳銃天使

 8月中旬に第1巻と第2巻が同時配本で、以下各月1巻づつ配本の予定です。予価は2200円+税です。
 
6月5日(日)〜6月26日(日)
 6月5日から26日までを一挙に書いてしまっては、日記や週記どころか月記になってしまいそうだが、まあバタバタしていたと言うことで勘弁いただきたい。
 まず論創社ミステリだが、信じられないことに今月も無事に出た。ラインアップはこれもまた凄い。ジョセフィン・テイ、マージェリー・アリンガム、パトリシア・ウェントワースの女流三本立てである。本当に夢見たいな現状だ。しかも次回配本は、リン・ブロック(!!!!)、ビル・S・バリンジャー(!!!!)、そしてメーベル・シーリー(!!!!!!)である。恐ろしい、本当に恐ろしいラインアップである。
 続いてポケミス。今月の新刊は何と『難破船』(R・L・スティーヴンスン)である。スティーヴンスンとは凄い。一瞬『世界文学全集』ではないかと思ってしまう。次は『猟場の悲劇』(A・チェーホフ)がポケミスで再版されたりしてね。
 6月24日(金)、25日(土)、26日(日)と続けて酒を飲んだのだが、実はその週の22日(水)も友人と飲み会があったのである。と言うわけで、週の半分以上がアルコール漬けという一週間であった。22日は高校時代の友人との飲み会、24日は幻堂の中野さん達との飲み会、25日は畸人郷の例会、26日はSR大阪例会というスケジュールだった。
 26日のSR大阪例会には横溝正史先生の友人である西田政治氏のご子息西田稔先生に出席いただいた。神戸市兵庫区にある西田先生のご自宅では、昭和30年代まで関西探偵作家クラブの例会が開かれていた。山沢晴雄氏や田村良宏氏はその例会にも参加されていたということである。そして、昭和40年代後半から50年にかけて、九大ミス研の木村仁氏が西田家を訪れ、その後小生がお邪魔をしたと言うわけである。西田先生は2次会にも参加していただき、盛り上がった例会になったのであった。


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