畸人郷編集人の極私的日記 (2009年2月)


2月23日(月)
 今日はどこにも寄らず帰宅した。週末がバタバタしていたので、たまっていた用事を片付けた。といっても本の一部だけなのだが…。

2月22日(日)
 今日は大阪・西長堀で用事のため出かける。途中で海文堂に立ち寄ったら、南陀楼綾繁氏が来られていたとのこと、タッチの差でお会いすることができなかった。拙著を購入していただいたので、お礼を申し上げたかったのだが、残念である。フリースタイルから待ちに待った『都筑道夫ポケミス全解説』(小森収編)が出ていたので、迷わず買った。ところどころ拾い読みするが、面白い。当時真剣に読んでいたので、ほとんど記憶している解説もあった。しかし、この装幀は泣けますね。ぜひ買って下さい。
久しぶりに有栖川有栖氏と会った。氏と探偵小説を読み始めた頃の話をする。あの頃が一番輝いていたのではないかと確信したのであった。イベントには何と知り合いが2人来られており、休憩中にしばらく話をしていたのであった。

2月21日(土)
 今日は午後から仕事で職場へ出かけた。帰宅後、高校の友人と飲み会。相変わらず調子にのって飲んでしまい、ベロベロになって帰宅した。飲み会の途中から、自分でも舌が回っていないことに気がついたが、それでも酒の追加注文を続けていたのであった。

2月20日(金)
 今日は帰りに「やまだ書店」へ出かけた。お店の近くの駐車場に車を止めて、ご主人としばらく話し込んだのであった。岩波新書を1冊購入。その他に『日本人オイン』(大佛次郎)の初版があったので、取り置いてもらった。今度取りに行くつもりである。『日本人オイン』は、「少年倶楽部」連載の小説で、ぜひとも読みたかった本なのである。ようやく見つけたといった感じだ。

2月19日(木)
 今日は寄り道もせずに帰宅。家でおとなしくしていたのであった。いろいろ読んでいるのだが、なかなか読み終えることができないので、気が焦るばかりだ。

2月18日(水)
 午前中休暇をとって、雑事を片付ける。用事をすべて片付けるためには、何日休まないといけないかわからない。しかし、一つ一つ片付けていかなくてはどうしようもないのである。

2月17日(火)
 帰りに地下鉄の駅付近の商業施設に立ち寄る。特に何も買わず帰宅。雑事に追われる。

2月16日(月)
 今日は午後から調子が悪く、クラクラしていた。それでも駅近くの書店に行って、ちくま学芸文庫の新刊2冊を買った。『熱学思想の史的展開3』(山本義隆)と『ニーダム・コレクション』(J・ニーダム)である。どちらも楽しみな本だ。ちくま学芸文庫M&Sは現在一番注目しているシリーズである。

2月15日(日)
 今日は午後からSRのマンスリー発送例会。作業がすんだ後は当然飲み会。「さくら水産」で飲む。「さくら水産」に初めて行ったのは、東京の飯田橋にある店だが、非常に安かった。今回も結構飲んだはずなのに、安かったのである。飲んべえには心強い味方である。

2月14日(土)
 今日は午後から用事で万博公園へ行った。途中「エキスポランド」の横を通ったが、廃園が決まって痛々しい。1970年の万博では確かダイダラザウルスの4番に乗ったはずだ。万国博ホール(ここで、全日本アマチュア・フォーク・シンガーズによって「戦争を知らない子供たち」が歌われたのだ。そしてメアリー・ホプキンの公演もこのホールではなかったか)、エキスポタワーも既になく、太陽の塔だけが静かに佇んでいた。

2月13日(金)
 昨日に引き続き腰痛である。今日も何もできなかった。

2月12日(木)
 昨日頑張ったせいか、腰痛である。何もできずに寝てしまった。

2月11日(水)
 
親戚に芝生の目土をもらいに行って、帰宅後頑張って目土入れをした。それだけで一日が終わってしまったのであった。

2月10日(火)
 家近くの図書館に行く。昨年4月から図書館は午後8時まで開館するようになった。いろいろと意見はあるだろうが、こちらとしては本当に助かる。

2月9日(月)
 近くの書店に行く。特に何も買わなかった。何も買う本はないのだが、ともかく書店に行くというのは本当にビョーキである。

2月8日(日)
 今日は六甲方面に出かけただけで、おとなしくしていた一日だった。岩波現代文庫の『デジタル・ナルシス』(西垣通)を読んでいる。やはり情報科学のパイオニアは奇人が多いことがわかる。どの分野でもそうなのかもしれないが…。

2月7日(土)
 今日は夕刻から大阪九条の「シネ・ヌーヴォ」に行った。「ロシア文学全集」と名付けられた映画のうちの一本を見に行くためである。その映画は「狩場の悲劇」である。原作はご存知アントン・チェーホフ。畸人郷の木村さんと長瀬さんが参加された。
 ミステリ映画の作り方をしていないので、サスペンスはゼロに近い。内容は伏せておくが、テーマを絞り込んでいないのが難点。10点満点で6点といったところか。
 その後当然のことながら、飲み会となる。本町で11時頃まで飲んでいたため、深夜の帰宅となった。
 現代教養文庫の『昆虫図』(久生十蘭)を読了。これは面白かった。若い頃「湖畔」と「ハムレット」を読んだのだが、あまり感心しなかったので十蘭は敬遠していたのである。これらは若い頃読む小説ではないですね。ともかく感心させられた。

2月6日(金)
 なんとか今週も乗り切ることができた。家で溜まった用事をしていたら、あっというまに寝る時間となってしまい、結局何もできなかったであった。

2月5日(木)
 創元推理文庫『サイモン・アークの事件簿1』(E・D・ホック)読了。これは良かった。ちょっと違った味のミステリである。最初は戸惑うが、3編目くらいから俄然面白さがわかってくる。もし読まれていないのであれば、ぜひどうぞ。
 帰宅すると、神戸新聞総合出版センターから『神戸70s青春古書街図』の著者分が届いていた。それでなくても本が多いのに、誠に困った状態である。知り合いから電話がかかってきて「昨日の神戸新聞に広告が載っている」と言われたのだが、調べるとわずか数行の紹介である。こんな記事をよくチェックしているものだと感心した。
 まもなく店頭(たぶん神戸市内だけだと思います)に並びますので、よろしくお願いします。

2月4日(水)
 今日は帰りに医者に行った。血圧の薬をもらうためである。その後日経の夕刊を買いに、近くの駅まで行く。「関西ミステリーの風土B」が掲載されているのだ。これでこの連載も終わりである。記者の岩澤さんもミステリ好きで、取材の時もこちらの記憶違いを正されたりした。やはり、ミステリは関西なのである。

2月3日(火)
 今日はおとなしく家に直行した。講談社ミステリーランド『野球の国のアリス』(北村薫)を読了。面白かったですね。でもミステリじゃなかったです。今年になってクラシック・ミステリの新刊は出ていないので、一安心である。今月からエンジンがかかるのでしょうか。論創社の海外ミステリ叢書の次回配本予定は、ジョン・ブラックバーンの本である。ブラックバーンは嫌いではないのだが、こちらとしては早くハーバート・ブリーンを出して欲しいのである。

2月2日(月)
 今日は西神中央駅前にある新刊書店に行った。特に目立った新刊はなかったが(新刊は藤原編集室のHP「本棚の中の骸骨」でチェックしているので大抵は把握できる)、新潮文庫から出た『宇宙創生(上・下)』(サイモン・シン)を買った。単行本で出たときは『ビッグバン宇宙論』という題名だった。理科系だったせいか、こういう本は好きである。専門書はダメで、ポピュラー・サイエンスと呼ばれる本が好きなのである。翻訳は早川書房を中心に結構出ているのだが、海外のレベルの高さに驚く。しかも面白い。今月の早川の新刊は『機械仕掛けの神』といって、ヘリコプターの歴史を書いた本だ。

2月1日(日)
 2008年はほとんど日記を書くことができなかった。2009年1月もバタバタしてしまって同様な状況であった。
 月が変わって2月、どこまで続けることができるかわからないが、極私的日記を再開することとした。
 今日は四国徳島の徳島県立文学書道館に行った。展示会が開催されている「秘田余四郎(ひめだ よしろう)展」を見るためである。秘田余四郎はフランス映画の字幕を職業としていたのだが、ミステリファンにはポケミス『深夜の十字路』等の訳者としてお馴染みだろう。展示会を見に行って知ったことだが、高見順と仲が良かったらしい。展示されている写真や映画関係の資料も秀逸。もちろんポケミスの訳書も展示されている。2月13日までなので、あまり期間が残っていないが、時間がある人はぜひとも訪れて欲しい。しかも、図録はカラー写真多数で24頁、100円!!である。これは安い、安すぎる。


 過去の日記へ