第3回定例市会がスタ。2期8年、矢田市政の徹底検証・総括を
市長選挙は10月11日から

 総選挙が終わりましたが、息つく暇もなく、08年度神戸市会計決算を審議する第3回定例会が9月2日から10月8日の会期で始まっています。今回の定例会は市長選挙日程(10月11日告示、25日投票)の関係で、通常より半月早く始まりました。
 そして、今回の議会が終了したら即、3日後に市長選挙が始まります。市長選挙を直後に控え、今議会で新社会党議員団は、2期8年にわたる矢田市政の検証と総括を徹底して行うという視点から質疑に臨みます。
 また、引き続く市長選に向けても、市民のくらしと福祉を守るため、市民の目線に立っていない現市政からの転換を図るため全力で頑張ります。
 
依然として厳しく硬直化した状態続く
 
 08年度一般会計決算は約5,300万円の黒字でしたが、市有地売却で15億円の財源対策をしており、実質は14億4,700万円の収支不足(赤字)になっています。
 歳入は市税収入は、景気悪化による法人市民税が減収したものの、税制改正で個人市民税などが増加し、前年度より20億円増加しました。また地方交付税は国の歳出・歳入一体改革で14億円増えました。
 一方、歳出は義務的経費(人件費、扶助費や借金の返済など支出を義務づけられている経費)が53.7%(前年比0.3%アップ)を占めており、特に扶助費は生活保護費の増加で過去最高にのぼりました。また、経常収支比率(財政構造の弾力性を判断する指標。経常一般財源が人件費や公債費などの経常的経費にどの程度充当されているかという比率。小さいほど弾力性がある)も97.3%と高水準で、硬直化した財政状況です。つまり市独自で自由に使えるお金が殆どないという状況です。一方、市債残高は前年度より減少したものの、特別会計も含めた借金は、依然として市民一人あたり約164万円に上っています。
 このように臨時的な財源対策も枯渇しつつあり、更に世界的な金融危機や景気後退の影響による税収入減や扶助費の増が今後も予想され、依然として厳しい硬直化した財政状況が続くことは避けられない状況です。
 
市民のくらし再生、 福祉優先の市政を

 まもなく第2期矢田市政の任期が終了します。この4年間、国の税制改革の影響で国民健康保険料や介護保険料が大幅にアップ、さらに後期高齢者医療制度の導入などで高齢者のくらしはますます厳しくなっています。これに追い打ちをかけるように、保育所民営化を毎年続け、敬老パス制度の廃止や、市営住宅家賃減免制度見直しを行い、更に中央市民病院の新築移転も行なおうとしています。また、大阪湾岸道路西伸部建設計画も推進してきました。

                                       (需要予測は319万人)

 
 その一方で、矢田市政2期目スタート直後の06年2月に神戸空港は華々しく開港したものの、航空機材の大型化は進まず、地方路線からの相次ぐ撤退や減便が続いています。開港当初は1日7路線27便が、今は5路線22便に縮小し、乗客数は減少の一方です。この3年間需要予測に一度も届かず、21年度も4年連続で需要予測を下回ることは確実です。さらに、市税を投入しても赤字垂れ流しの「神戸―関空ベイシャトル」も運行を続けたままです。
 また土地売却も進まず、今年度からは空港島造成にかかった起債の返還(5年間で約2,000億円)が始まっています。このまま土地が売れなければ近い将来、資金ショートが起こるのは確実です。
 一方、新型インフルエンザがすでに大流行し始めていますが、さらに秋から冬にかけての流行に備え、公衆衛生対策の充実・強化の観点から、議論や対策が求められます。
 「変えます 開発から福祉と環境へ」をスローガンに8年前に誕生した矢田市長の公約は、いったいどうなったのでしょうか。新社会党は矢田市政2期目の検証・総括を厳しく求めながら、市民の負担増に歯止めをかけ、格差をなくし市民のくらし再生、福祉を優先する立場から今議会で頑張っていきます。

代表質疑は、あわはら富夫議員。決算総括質疑は、小林るみ子議員
 
 決算に対する、矢田市長への各会派の本会議代表質疑は9月9日(水)に、あわはら富夫議員が、矢田市政2期目の検証と評価について行いました。(→要旨はこちらから)。また9月10日(木)からは、決算特別委員会の局別審査が3分科会に分かれて行われます。
 今回は、あわはら富夫議員が第1分科会、小林るみ子議員が第2分科会を担当し、市長に対する総括質疑は9月25日(金)に、小林るみ子議員が行います。
 局別審査の日程は下記の日程表の通りです。決算特別委員会での新社会党の質疑時間は15分と短いですが、午後3時以降に質問にたちます。ぜひ傍聴にお越しください。

決算特別委員会審査日程(案)
月・日 摘          要
9.8 本会議  


9

     本会議終了後
       決算特別委員会−正副委員長の互選・理事の選出・
本会議              委員会の運営方法の協議
       各 分 科 会−分科会の審査日程の協議

10

第1分科会  (会計室,秘書室・行財政局)
第2分科会  (環境局)

11

第1分科会  (企画調整局)
第3分科会  (消防局)              

14

第2分科会  (水道局)
第3分科会  (みなと総局)

15

第1分科会  (選挙管理委員会・人事委員会・監査委員,市民参画推進局)
第2分科会  (建設局)

16

第1分科会  (教育委員会)
第3分科会  (交通局)

17

第2分科会  (保健福祉局)
第3分科会  (都市計画総局)

18
第1分科会  (危機管理室,国際文化観光局)
第3分科会  (産業振興局)
24 (予備日)
25 委 員 会 − 総括質疑
28 委 員 会 − 意見表明
29 委 員 会 − 意見決定