議論進む議会改革。第5,6回市会活性化改革検討会報告

 通年議会や本会議での一問一答方式導入、議決対象拡大などを確認
「第5回神戸市会活性化に向けた改革検討会」(9月16日)報告

 9月16日に「第5回神戸市会活性化向けた改革検討会」が開かれました。議会改革に向けた実質的な議論の始まりになる、今回の検討会は「執行機関に対するチェック機能の強化」をテーマに議論が行われました。
 事前に各会派より提出した考え方を元に、以下の7項目を検討しました。

 @議決対象の拡大(地方自治法96条2項の活用)
  *基本計画等の重要な行政計画の策定等
 A調査権限の在り方と100条委員会
 B地方自治法176条問題(議会の再議決の扱い)
 C本会議における質疑の在り方
  *一問一答、反問権、議員間討議
 D委員会活動の活性化     
  *テーマ設定        
 E通年議会
 F予算編成過程や議案の賛否のための情報開示

 これらに対する各会派の考え方(マトリックス版)は、(こちら→)の通りです。これらをもとに、約5時間の議論の末、全会派が基本的に一致できる項目については実施の方向で確認し、考え方に大きな隔たりがあったり、議論が煮詰まらなかった点については、今後の検討課題にしました。以下、確認されたその要点を掲載します。

@議決対象の拡大(地方自治法96条2項の活用)
・マスタープラン等の行政計画は議決対象にする
・法定受託義務については、今後原則として議決対象にするが、中味に応じて対象とするかどうか判断する
 ・他団体との提携、協定については議決対象としないが、当局に対し、それに至る経過や情報の公開を求め、報告を義務付ける

A調査権限の在り方と100条委員会
・地方自治法で議員個人の調査権限は否定されていないとの共通認識の下で、議会基本条例が制定されるなら、その中に議員個人の調査権限を明記する。

B地方自治法176条問題
 (議会の再議決の扱い)
・後日の議論に委ねることとする

C本会議における質疑の在り方
・原則として一問一答方式を導入し、議会基本条例が制定されるならその中で明確にする。
・反問権導入については将来的な課題とし、当面は「質問趣旨の確認」に据え置く。
・議員間討議については、可能な限り積極的に行っていくべきという方向性を確認する
・一般質問の導入については、当局の答弁時間が長すぎることを踏まえ、質問時間と答弁時間の分離などの課題があり、もう一度議論していく

D委員会活動の活性化
・テーマを設けることで一致

E通年議会
・基本的に通年議会をめざしていくが、方法等については今後検討する

F予算編成過程や議案の賛否のための情報開示
・今後もういちど議論の場を設ける


議会報告会など市民参加の積極的な推進について議論
「第6回神戸市会活性化に向けた改革検討会」(10月13日)報告

 10月13日、「第6回神戸市会活性化に向けた改革検討会」が開催されました。今回の検討会のテーマは「市民参加の積極的な推進」でした。具体的な検討項目は、

 @議会報告会
 A休日・夜間議会
 B請願・陳情、傍聴の在り方
 C住民意見の反映(意見募集・検証)、専門的知見の活用 の4点でした。

 各会派の考え方「マトリックス版」は(こちら→)の通りで、これをもとに議論が交わされました。議論の結果、全会派で基本的に合意できるものについては、実施の方向を確認しました。以下、確認された事項を掲載します。
 
@議会報告会
 自民党系会派が消極的な意見の一方、その他の会派は、様々な課題があるが積極的に開催をするべきという意見で、新社会党も「誰がどういう内容で議会報告をするかなど、今後みんなで議論して、検討しながら開催していくべき」との意見を述べました。
 議論の結果、検討会のまとめとしては「おおむね総論賛成だが、継続して議論を行う」ことになりました。

A休日・夜間議会
 新社会党は開催を検討すべきとの意見を述べましたが、開催に消極的な会派もあり、検討会のまとめとしては「開催には大きな課題があるが、重要な議題がある場合には開催できることを担保しておく」ことになりました。

B請願・陳情、傍聴の在り方
 神戸市会は他議会よりも、請願者の口頭陳述を認めたり、自由に委員会を傍聴できるなど、先進的な取り組みをしているとの認識のもと、議論が交わされました。
 この中で、請願・陳情の中味を確認するため、議員から請願・陳情者への質問ができるようにすべき、という意見もあり、今後議論を深めていくことになりました。また新社会党が主張した「市会運営委員会」の傍聴については、引き続き検討していくことになりました。

C住民意見の反映(意見募集・検証)、専門的知見の活用
 ほぼ全会派が賛同し、検討会のまとめとして、「議会独自に市民の生の声や専門的知見を活用し、委員会審議に生かす」ことを確認しました。