- 米軍にとっての居心地 井上 力 - 2003年12月25日
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新年度の政府予算案が発表され、あまりの弱い者イジメに言葉を失います。
貧富の差を拡大する弱い者イジメ予算です。
その陰に隠れていますが、ミサイル防衛(MD)構想でアメリカの戦争企業と一千億円の契約を結ぶそうです。石破長官の念願でした。大陸から発射された弾道弾を上昇過程で撃ち落とすためには、日本列島にミサイルを配備しなければならないというものです。洋上からの迎撃だけでは米本土防衛は心許ない、からだそうです。
アメリカの本土防衛はアメリカがやればいいのですが、「日本の防衛でもある」と最終的には1兆円かけて装備されます。
米軍にとって日本ほどいい国はありません。「思いやり予算」で駐留経費をこれほど負担してくれる国はありません。ついには実質的に「米軍の装備」であるミサイル防衛を日本がする。駐留して日本ほど居心地のいい国はない。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- でも腐った皮をむこう 井上 力 - 2003年12月18日
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フセイン元大統領が拘束されたことによって、イラク戦争は終結に向かうという観測も、なかったわけではありません。しかし現地は統治評議会、CPA(連合占領当局)、退避している国連、それに宗派や民族対立も加わって、いよいよ本当の意味での泥沼と化しているようです。
「デモ隊に米軍が発砲」「日本大使館“退避”情報」「逃亡や精神疾患で離脱する数千の米兵」「戦争企業の水増し請求」・・・ありとあらゆる『戦争と人間』が伝わってきます。
そして日本の「参戦」=自衛隊派遣。
伝えられるイラクからの情報が実際に証明しているイラク特措法の論理矛盾を「話せば解る、ではない」と言ってのけました。
いよいよタマネギ政治。むいてもむいても芯が出てきません。腐った皮をむく努力をあきらめさせようとしているのなら、正体を暴くまで皮をむき続けるしかありません。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 憲法引用して憲法を足蹴に 井上 力 - 2003年12月11日
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小泉首相が日本国憲法前文を引用してイラクへの自衛隊派遣を宣言しました。「・・・いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて・・・」。
新聞がこれに触れ、「正反対の解釈」「問題のすり替えだ」と論評しています。「お家芸とは言え」「首相の国語力が問われる」とも。引用が前文の三分の一であったことや、妙に段落をぶち切っているという指摘もあります。
私たちは先ず、この軽はずみな引用が、憲法を大切にしてきた多くの人々の苦労や智恵を冒とくするものであるという点で許せません。つい先日自民党改憲案を05年にまとめるよう指示した人が、その憲法を引用して武力をイラクに差し向けようと言います。何より、恥ずかしいことです。中曽根元首相は「よろしい」と言ったそうです。解釈改憲を憎んでいる人が解釈改憲に喝采を送った。本当に恥ずかしい。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 外交官2人の死を悼む 井上 力 - 2003年12月4日
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とうとうやって来てしまった一瞬。日曜(11月30日)朝のテレビが伝える「イラクで日本人外交官、殺害」。
「奥克彦・参事官と井ノ上正盛・書記官を米国防総省復興人道支援室(ORHA)に2か月派遣する」と茂木・外務副大臣が記者会見したのは、4月22日でした。外務省ホームページの「イラク便り・省員近思録」が「CPA(連合暫定施政当局)を通じた人的協力に参画中」として参事官によって書き始められた日は、その翌日の4月23日です。
5月1日のブッシュ大統領による「戦闘終結宣言」の前です。イラク特措法もありません。
この時点で小泉政権は、「交戦中の国・米国」と抜き差しならない関係に入ってしまいました。
「武器を持っていく」ことの是非に目を奪われがちですが、「交戦中の国に文民を派遣する」ことは「交戦権の行使」です。2人の外交官の死は憲法違反の結果です。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 「イラク国会」に国民の声は? 井上 力 - 2003年11月19日
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きのうから始まった特別国会を『毎日』は「イラク国会」と名づけています。
当初3日間とされていた会期を9日間まで延ばしたものの、政府はイラクへの自衛隊派遣について、真剣に野党と協議する姿勢を示しません。
爆弾テロが相次ぎ、国連も赤十字も、米英と手を組んできたスペインまでも撤退を決めるなか、自衛隊を今から出そうという小泉首相の「決断」は、「世紀の大失策」となるやもしれません。先週ラムズフェルド国防長官が来日中、派遣時期などについて相談されなかったとされていますが、そのときウォルフォウィッツ国防副長官は、アメリカから日本に聞こえるように「日本はあてにならない」とののしりました。イギリスを訪問したブッシュ大統領に市民は抗議デモをしました。
特別国会に国民の声は届くのでしょうか。泥沼化するイラクから「手を引く」最後のチャンスです。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 原和美の夢、神戸の夢 井上 力 - 2003年11月13日
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かつて90議席で「惨敗」と言われた社会党の流れをくむ社民党が6議席、「今世紀の早いうちに民主連合政府」と宣言した共産党が9議席。兵庫県内や近畿での話ではない。政権選択・マネフェストとはやし立てられ、民主党も政権にはつけず。
いま世界で戦争をしている米英両国の政治体制「2大政党制」にはなったものの、評論家が夢に描くほど日本の未来を明るく考えている国民は、多くない。むしろ、選挙結果に言いようのない不安を感じる人の方が圧倒的なのではないだろうか。なだいなださんの「老人党」のなげきも。
日本の若者が戦場に立つときを控えて、なお低い投票率が社会の未来が明るくないことを鮮明に示している。内閣支持率になぜ投票率が及ばないのか。
政治屋や選挙屋を凌駕する夢・理念を新社会党が提示できなければいけない。原和美の夢、神戸の夢を、かならず。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 論憲創憲加憲改憲 井上 力 - 2003年10月23日
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憲法調査会が設置されたのは00年1月。「5年間」、「法案(改憲案)提出権はない」という約束で始まりました。
内閣に「憲法調査会」が設置されたことはあったものの、いろいろ議論するうち「改憲案を提出できるのは国会であって、内閣ではない」こともあり、40年前の改憲騒動は、納まりました。以来、解釈改憲が続けられました。
今回の憲法調査会は、民主党の国会議員たちが「論じることを誰も制約できない」として「論憲」から始まりました。ポツダム憲法・押しつけ憲法という考え方を取ってきた国会議員たちは「創憲がいい」と言って、これに応えました。平和主義を標榜する某与党は「加憲」と言い、「変えずに加えればいい」とまで言っています。01年、神戸で行われた地方公聴会では、「震災復興がうまくいかないのは憲法に問題があるからだ」などと言いたい放題でした。論憲も創憲加憲もみな改憲。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 日本の夢、神戸の夢 井上 力 - 2003年10月16日
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今回の総選挙は、イラクへ自衛隊を出す日程から逆算して決められたと言われています。ある財界筋が小沢一郎氏に「あなたが自民党を飛び出した本来の目的は2大政党で政権交代だったではないか」と民主党との合併を促した、また、まとまりのつかない民主党が「小沢提案」に飛びつき、「あうんの呼吸」で自民・民主の解散・総選挙への思惑が一致したとも言われています。
全国的にどの選挙区でも選択肢がなく、マスコミが「政権交代か」とはやし立てるのと裏腹に、「投票に行かない」と決め込む人が早々と続出しています。
これでは間違いなく、「内閣支持率」より「投票率」が低い前代未聞の状況になりそうです。おしなべてどの選挙区も、夢も新味も選択肢もありません。
憲法改悪反対の運動から推され、原和美さんが決意した「日本の夢」「神戸の夢」は、まず高い投票率から実現します。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- オーナーとカントク 井上 力 - 2003年10月9日
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プロ野球は例によって監督交代のシーズンを迎えたようです。ナベツネ(巨人)、ミヤウチ(オリックス)、ツツミ(西武)など球団の人事権を握るオーナーが「活躍」する季節でもあります。
星野監督と原監督が抱き合った7日の甲子園は、感動的だったそうです。わが四万八千応援団にも事前の打ち合わせがあったといいます。お見事。
消化試合中の国会もオーナーの季節のようです。小泉オーナーと竹中(金融)カントクが検討しているトレードは銀行国有化・郵便局民営化。石原2世オーナーが手こずっているのは道路公団総裁。サラリーマンもパートも「明日から来なくていい」と言われても引き下がってはいけない教訓残して。「外交官界」初の女性生え抜きオーナー・川口順子外務大臣がクビにしたのは天木直人・前ヨルダン大使。ナベツネ型オーナーは政治にも会社にも要らないと思う。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- テレビで見たサトウキビ畑 井上 力 - 2003年10月2日
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10月は「秋の新年度」です。衣替えで「区切り」です。会社の会計も、下半期の始まりとしているところが多いようです。
この時期、テレビはナイター中継からドラマなどに編成替えをします。その「隙間」に、力作ドラマに出会ったりできる時期でもあります。
28日夜毎日テレビが「放送開始50周年」と銘打って沖縄をテーマにしたテレビ映画『さとうきび畑の・・・』をやっていました。
米軍の艦砲射撃から上陸、逃げまわる日本兵が沖縄の民衆を楯にして「日本を守」ろうとした沖縄戦。明石家さんまは無抵抗の米兵を殺せと命じられ、「殺せません」と答えて上官に銃殺されました。「ある日海の向こうからイクサがやってきた」「鉄の雨が降った」「まだ見ぬ父は死んだ」。「ざわわざわわざわわ」・・・森山良子さんが歌う『さとうきび畑』を、戦争中に生まれた祖母が孫娘に海を見ながら語った。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 好きになれない 井上 力 - 2003年9月25日
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小泉政権の「高い人気」はどこから生まれているのでしょうか。世論調査が実施される前にすでに「支持率が高まる」という報道がどんどん出て、「安倍幹事長抜てき支持は76%、内閣支持率急伸」(24日『毎日』)と報じられています。
社会不信の深まりが、「常識的な」「内閣不支持」とならず、若者登用支持、「改革支持」という世論になっているようです。
ところで、私たちは新閣僚の経歴にある一つの傾向を、どうも好きになれません。「若さ」、慶応大学卒、祖父から3代続きの閣僚、2世、そして官僚出身、東大卒、・・・。取り立てられた理由も、「日本版ネオコン」「改憲派」・・・。
新規登用組ではありませんが、一番の若手、石破防衛庁長官の趣味は46歳になっても軍艦や戦車のプラモデル。憲法が嫌いで高校までの学校は全部「附属」。ミサイル防衛構想は「軍縮のため」と目を据えてカメラを睨んでいます。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 競技に競争を発見した大臣 井上 力 - 2003年9月18日
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阪神優勝が決まった翌日の『毎日』夕刊に、売国奴と呼ばる竹中平蔵大臣が、競争が優勝につながった、阪神優勝を構造改革につなげようとコメントしています。ファンの喜びを構造改革という自らの政治信条に利用する姑息さ。
タイガースの18年間、競争がなかったのではなく、学習・鍛錬・向上を蔑視する風潮を一掃できなかったのです。どうすれば強くなれるかを説明できない人ほど競争をあおります。
日本経済は競争がなくなったからダメになったのではありません。競争させること以外にコーチする内容を持たない経営者・管理職ばかりになったからダメになったのです。
竹中大臣は、プロスポーツという競技に競争という概念を「発明して取り入れた人」(!)です。「小さいときからファンだった」タイガースから、「そうか。競争しないと勝てないのか」と学んでいる大臣では、日本はまだまだです。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 個人情報漏洩大国なんて 井上 力 - 2003年9月11日
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結婚して転出した息子あてに「東日本債権回収センター」からハガキが舞い込みました。
「有料サイト」「有料番組」の「未払い分」を「ご自宅に伺う」「勤務先を調べる」と。84歳の母は「孫に限って」「でも就職難の時代、やっと就いた職に、万が一のことがあっては」と心配です。
連絡先はケータイ。宛名と文面にはそれぞれ異なる「お客様コード」。神戸市の消費生活相談センターも手を焼き、新聞社に情報提供して被害を防ごうとがんばりました。
長野県では「払ったら次々請求された」人からの被害届に基づいて、振込先の銀行口座を凍結しました。田中康夫知事は「国は何をやっているのか」と怒りが納まりません。
他にも「名簿がなぜ、こんな所に渡ったのか」と腹立たしい事件が後を絶ちません。プライバシー=個人情報が売買され、IT大国ならぬ個人情報漏洩大国になっていきます。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 住基カードの「人気」 井上 力 - 2003年8月28日
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住基カードの交付が始まりました。
行政の説明不足。「引っ越し予定がないから、いらない」なんて言っている人もいました。「便利になる」という総務省のキャンペーンが、思わぬ「効果」をもたらすものです。総務省の前宣伝に踊った人と言えば、あろうことか兵庫県知事までが「身分証明書として」25日に中央区役所で交付を受けたといいます。
「予約」で神戸では226人、初日に79人。灘区では「予約」が24人、初日に11人だそうです(区政振興課)。「介護保険に入りたくない」という電話や、昨年「私に勝手に番号を付けるな」という電話が殺到したときとは大変な違いです。
住基ネットは国が住民を管理するためのものです。引っ越しをするとき便利、というのもウソで、引っ越し先でカードは無効になります。国家は常に徴税と徴兵を先に考え、暮らしと命はあとで考えます。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 住基ネットさらにアブナく 井上 力 - 2003年8月21日
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住基カードが来週の月曜日から販売されます。
『神戸新聞』が各自治体を取材して「行政は誇大広告」だと報じたその日、『にっぽんNOW』という「新聞」が各紙に折り込まれていました。トップの見出しは「住基ネットさらに便利に」。発行所は「株式会社今週の日本」と欄外に小さくあり、「編集協力」は「内閣政府広報室」。
発行した会社の素性については後日に譲るとして、「住基ネットさらに便利に」の「さらに」か「便利」かのいずれかが誤植ではないかと目を疑いました。昨年来、「便利になった」と言う話を聞いたことがありません。
「国民は身分証明をほしがっている」と自治体に命じて名簿とカネを出させ、「公的認証サービス」を開始しろ、そうすれば「さらにカード希望者が増える」ということのようです。
25日、県内11市1町の住民が提訴します。訴訟サポーターも募集中。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 百年まであと7年 井上 力 - 2003年8月7日
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平和祈念式典で秋葉忠利市長は、平和への思いを、ことばを強めて語りました。秋葉市長になってから5度目の平和宣言です。
とりわけNPT(核不拡散条約)から脱退し、核開発をやっていると宣言した北朝鮮の金総書記に対しては、ブッシュ大統領とともに「広島を訪れ核戦争の現実を直視せよ」と。
世界最悪の戦争屋・ブッシュ相手に「瀬戸際外交」は通用しません。何より周辺の国に住んでいる私たち、そして私たちと一緒に暮らしている在日の人々の「いのち」を大切にしてこそ、です。ましてや日本は唯一の被爆国であり、核兵器廃絶が国民世論の国ではないですか。米・韓・中・ロ・朝・日6か国で話し合う機会に、何が何でも「北東アジア非核地帯」と「日朝正常化」を。
朝鮮戦争終結50周年は、朝鮮半島植民地化百周年を平和に迎えるための最後の機会です。あと7年しかありません。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 「自殺県内2番」の衝撃 井上 力 - 2003年7月31日
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29日の『神戸新聞』には、とてもショッキングな見出しが踊っていました。「兵庫・長田・灘の自殺率突出」。同紙は、チームを編成し、特集を始めました。
「人口十万人当たりの自殺率でみると、特に震災の被害が大きかった地域で、深刻な状況が浮き彫りに。97―01年までの五年間の平均で灘(31・1人)、兵庫(36・4人)、長田(27・7人)の神戸市内の三区が突出し、全国平均(23・3人)、県平均(22・3人)を大きく上回った」(同紙)。
灘区の人口は12万人超ですから、5年間にわたってほぼ10日に1人が自殺した計算になります。
全国で年間自殺者が3万人。うち1万人はバブル崩壊後に増えた分だそうです。
まず死なないでください。まわりの人を死なせてはなりません。生命はつくれません。
国と行政は、原因の除去と相談を受け入れる体制を。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 2%のための行政? 井上 力 - 2003年7月24日
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一昨日の『毎日新聞』夕刊によると、8月25日から販売される住基カードの発行予定枚数は、大阪府内で対象人口の1・8%にとどまるそうです。大阪府の内部資料から。なかでも人口の多い大阪市は248万人に対して1万枚で、なんと0・4%。「必要がない」「持つとアブナイ」「わからない」うえ、利用目的がはっきりしないことから少なく見積もったものと思われます。
神戸市では、「延期するべきだ」(新社会党)「延期する考えはない」(助役)というやりとりが昨日発行の『議会だより』に紹介されました。神戸では外国人を除く145万人の対象者に対して3万枚。約2%の発行予定です。500円で売られます(所有権は神戸市にあるので「交付される」が正確)が、費用は1枚あたり3300円以上です。「記念に買う人も」(某主幹)と公務員が「一部のための奉仕者」になるのは憲法違反です。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- これでは暴災大臣だ 井上 力 - 2003年7月17日
- どこかのテレビが「暴言」「失言」「放言」は、それぞれどう違うのか、なんてやっていました。過去の政府答弁や、それに基づく省令・政令・通達・条例などと無関係に、国会でのやりとりがいいかげんになっていることと関係があるのでしょう。大臣級の発言が人を傷つけ続けています。
7月11日、閣議後記者会見で鴻池よしただ・防災担当大臣が演じた時代劇は、きわめつきです。「両親は市中引き回しの上、打ち首」。しかも15日の閣議や前後の記者会見で「弁明」風の「開き直り」をくり返しました。
非難の対象は2人。関係者が苦しむ長崎を訪ねて、現地の声がこうだと言うのならまだしも、そうではありません。逆に「85%は鴻池支持のメール」と、現地を混乱させる発言を、なお続けています。「神戸事件の少年はすでに社会に出ている」とも。大臣暴言による被害を防ぐ「防災」が必要です。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
- 住基カードは何のため? 井上 力 - 2003年7月10日
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住基ネットでひと騒動したのは昨年の8月5日からでした。ウシに10ケタ、ヒトに11ケタ。横浜市が四分の一の「望まない人々」の意向を受け入れ、矢祭町はきっぱりと離脱し、一年たちました。
今度はごく一握りの「デジタル化した身分証明」をほしい人々(神戸では150万人のうち最大3万人)と、カード製造会社や政府の熱望で、住基カードが8月25日から販売されようとしています。IT大国化して1枚のカードで病歴の記録から買い物、納税にいたるまでできる社会をつくりたいという政府のごり押しの結果です。当面はパスポートの発給の際などに手続きが簡略化されるだけですが、慣れることから始めようというわけです。
4ケタの暗証番号。今度は覚えておかないと大変なことになります。他人に知られてはいけません。去年は個人情報保護法抜きでしたが、今年は条例改正が間に合いません。
(注:本文は井上力HPの 木曜コラムに掲載してあります。)
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