- あかりの鹿児資料館
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館名の鹿児は、『播磨国風土記』に登場するように、もともとの加古川の地名である。加古川流域では江戸時代、綿花の栽培が盛んになる。綿糸・綿布・綿織物の生産が行われ、明治期にはランプの綿芯が生産されるようになる。
資料館は綿芯の製造販売に携わった企業の資料室として出発した。
灯火の歴史は、錐もみ式の発火具や石囲炉が使用された旧石器時代にさかのぼる。飛鳥時代のものという当麻寺の石灯籠、東大寺の銅製金灯篭(奈良時代)は灯火器としては最古のものとされる。
暮らしの中に根付くのは江戸時代に入ってからのこと。庶民に広く使われた植物油に灯芯をひたし火をつける行灯や短檠、武家や豪商の邸宅で使われたロウソク使用の手燭や提灯など興味深い。
また、「明治期の洋燈」のコーナーには、石油の発掘(1859年)とガラス技術や陶磁器の発展で一変したきらびやかな洋ランプ類を展示。ドイツのマイセンランプや伊万里焼のランプが美しい。
★加古川市加古川町粟津803の1 電話 079-421-2191。JR加古川駅からバスで県立病院前下車すぐ。開館は10時から17時。月曜休館。入館料=一般300円。
2009年4月14日号
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