篠山市立歴史美術館 (篠山市呉服町)
観光客が最も集中する場所にある木造の美術館は1981年まで裁判所として使用されていた  重要文化財指定の能舞台がある春日神社や町の特産品を集めた物産館が隣接するなど、町内でもっとも観光客が集中する場所にある。
 篠山を中心とする一帯は、壮大な車塚古墳(前方後円墳)に見られるように、強大な勢力を誇った一団がいたとされ、古代、中世と丹波地方の中心的な役割を果たしてきた。近世になってからも、1609(慶長14)年に徳川家康の命による篠山城築城、加えて山陰と畿内を結ぶ交通の要衝であったことから丹波地方の都として栄えてきた。
 美術館の建物は1891(明治4)年に建築され、地方裁判所として1981年まで使用された。木造の裁判所としては最古とされ、外観と法廷部分がそのまま保存されている。
 展示室は、風土記の昔から拓けていたことを示すこの地方の出土品や篠山藩主の命により開窯した王地山焼の名品、江戸時代の武具、漆芸、絵画などの美術品が歴史を辿るように4つのコーナーが設けられている。
 ★篠山市呉服町53  電話079‐552‐0601。JR福知山線篠山口から神姫バスで春日神社前下車すぐ。開館は9時から17時。月曜休館。入館料=一般300円。
2009年11月24日号