「新社会兵庫」 9月26日号
 ずっと昔、小学校5、6年生時の授業は楽しかった。国語、算数、理科、社会とすべての時間、声に出して教科書を読んだ。順番に音読するから読めない字が減り、意味が分かる読み方を考えるようになった。一方的に聞くより理解できた▼時々、例えば海と山等のテーマに沿って、海派と山派に分かれ、海の良さ、山の良さを言わせた。良さを相手に伝え、相手の言い分を聞いてなるほどと思えばそれを認め、それでもこちらの良さが勝ればそれを伝える。脱線しそうになると担任が整理。今でいうディベートだ▼授業後のホームルームでは教室後ろの黒板に生徒達が書き込んだ新聞記事を読み、感想を述べあった。2年続いたこの時間は、新聞記事を題材に自分の考えを組み立て表明する力になった▼1億総活躍から人づくり革命と安倍政権の物々しい政策スローガンだが、どんな人づくりを目指すのか。先の国会では「記憶にない」「記録がない」と野党の追及から逃げ切った官僚が異例の出世をし、異議を申し立てれば容赦なく人格否定の言葉を浴びせる権力の姿も見た。教育は権力に阿(おもね)らず真実を求める人間を育てるものでなければなるまい。かつての授業の自由さを教育の現場に取り戻さねば。
150回超えたサンドイッチマンデモ
 熟年者ユニオンにとっては今年7月に記念すべき事があった。ユニオン結成から17年になるが、先輩諸氏が築き上げてきた事がこれほど誇らしく思えたことはなかった。2003年11月から始まったサンドイッチマンデモが150回を数えることになったからだ。月1回のペースを崩さずに続けられた結果である。
 私たち熟年者にとっては、年金が社会の中でどのように位置づけられ、扱われるかは言うまでもなく最重要課題である。私たちには、かつて労働者が、文字通り一丸となって闘った年金ストの歴史がある。現役の労働者と年金暮らしの退職者が強く手を携え闘った歴史を経験している。世代を超えて老若男女が労働者階級としての闘いを繰り広げたことを鮮明に覚えている世代でもあるのだ。そんな中で、小泉内閣が進めた構造改革による年金改革(改悪)に危機感を強めて行われていた会員間の「年金問題学習討論会」で、デモ行進でもして市民にアピールしようとなったのが事の発端である。
 第1回は参加者9人でのスタートだったが、回を重ねるごとに人数は増え、現在はコンスタントに20人を超えている。背中と胸にプラカードをぶら下げ、「年金改悪反対」やその時々の政治・経済の課題を掲げて繁華街をデモ行進してきたサンドイッチマンデモである。
 敬老パス有料化の問題では地下鉄の各駅や市バスのターミナルでアンケートを取るなどの行動が実践された。借り上げ住宅の問題、若者の貧困を助長する派遣労働の改悪へのアピールもしてきた。福島原発事故を受け、原発問題を強く意識するようになったことも事の流れとして会員の間でスムーズに理解され、住民の声を無視して再稼働に突き進もうとする関電の姿勢に強い憤りを覚え、関電神戸支社に対して度重なる申し入れと面談を行い、現在も続けている。
 このようにして、会員がそれぞれに課題を持ち寄り行動に移していくスタイルが生まれたのである。まさに、サンドイッチマンデモは私たちの運動の原点とも言える。
 悲しいかな、高齢のために活動を休止したり、亡くなられる会員が出てくるが、宿命でもあろう。若い会員を増やし200回目のサンドイッチマンデモを迎えたいと思う。ぜひ私たちの隊列に加わってほしい。
加納功(熟年者ユニオン事務局長)
許せない幼稚園・保育所の統廃合
 今年2月に芦屋市側から、突然、市立幼稚園、保育所の統廃合計画が発表されました。それも、幼稚園が8園から2園(現在3園に修正)に、保育所は6所から2所に減らし、民間の認定こども園を誘致、市立認定こども園を2園を建てる、というものでした。その時の衝撃は今も忘れません。私達の雇用はどのようになるのか、職場が変わることに対しての資格取得の問題など、不安が一杯になりました。
 半年経った今、住民と保護者の反対、また、私達パート保育士も組合を通して見直し・撤回を求めた結果、一部修正となりましたが、相変わらず私達の雇用の問題は、置き去りのままです。
 また、認定こども園に勤めるにあたって、必要な資格の取得に対して市からは、何の手立てもなく、尋ねれば、「資格がなければ認定こども園では働けない。よその保育所へ行ったら」と言われてしまいました。まるで、私達パート保育士はどうでもよい、と思われる態度で、どれほどの憤りを感じたことでしょうか!
 免許更新には30時間の講習と試験が課せられ、全教職員対象なので申し込みは殺到している状況です。習得は容易なことではなく、私たち非正規職員は必死で、とても不安です。 先日、民生文教委員会が開かれ、条例案の審議の傍聴をしてきました。認定こども園になるにあたっての問題点や、廃園になる幼稚園の保護者の立場に立って発言してくれた議員がいる一方で、「こども園になったら制服を作ってほしい」とか、「廃園になったら電話番号はどうなるのか」など、今この場で話し合う必要のない発言をする議員がいて、どれほど落胆したでしょうか……。芦屋市議は、この統廃合計画を、誰の目線に立って考えてくれているのでしょうか?幼稚園が廃園になることによっても、遠くへ通う不都合を強いられる人や、通うことを断念する人も出てきます。
 芦屋市の推し進めようとしている公立の認定こども園は、幼稚園と保育所が合体することですが、それによって生ずるさまざまな問題に対して、現場で働く職員や、新しく通うことになる園児の保護者にも何も知らされていません。
 このように、市民や保護者、職員の声は、何ひとつ反映されずに決定されることは、到底納得できるものではありません。私たちは臨時職員の立場で不条理な事にはしっかり声をあげていきたいと思います。
(保育士 Y.K)


総選挙へ アベ政権を倒そう!
兵庫9区
きくち憲之が訴え
(新社会党兵庫9区国政対策委員長)

 暮らし最優先 希望の扉を開こう
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☆主な政策
  • 若者に夢と希望を
     保育所の増設、保育士の処遇改善などで待機児童の解消、高校卒業までの医療費無料化、給付型奨学金制度の拡充、大学学費の大幅引き下げなどは直ちに取り組むべき課題です。
     若者が未来に希望が持てる社会をめざします。
  • ふつうに働き暮らせる社会に
     最賃は844円になっても年収170万円弱です。これではまともに生活できません。暮らしの底上げのため今すぐ最低時給を1000円に引き上げ、さらに1500円にすべきです。
     雇用における男女差別の廃止と賃金格差の解消をはかるとともに、長時間労働をなくし、残業なしでも暮らせる社会をめざします。
  • 暮らせる年金・社会保障
     高齢者の命綱ともいうべき年金のカットによって、若者も老後の暮らしに不安を募らせています。すべての人の老後を支える最低保障年金の創設をめざします。また、介護労働者の処遇改善、高齢者の医療・介護の自己負担の軽減、住み慣れた地域で安心して暮らせる介護システムをつくります。
  • 原発ゼロ、再生エネルギーの拡充
     原発は地域と人類への犯罪です。再稼働をストップさせ、自然再生エネルギーの拡大をはかります。
  • 地域社会の持続と発展
     東京中心のアベノミクスの弊害により地域社会は崩壊の危機にあります。農・漁業の担い手づくりをすすめ、地産地消で個性豊かな地域社会の持続をめざします。そのために、第1次産業への公正な所得補償制度を確立することや新規就業者への支援制度などを実現します。
     また、コミュニティバスの運行や地域医療の拡充なども急がねばならない課題です 。
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    日本を戦争ができる国にする“憲法9条”の改悪を許さず、安保法制(戦争法)、共謀罪法の廃止をめざします。

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    きくち憲之プロフィール
    1956年6月、広島県庄原市生まれ。神戸大学理学部物理学科卒。自治労兵庫県本部で32年間在職。同県本部執行委員などを歴任。2014年4月から新社会党兵庫県本部書記長 総選挙勝利へ
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