「新社会兵庫」 10月28日号
- 総選挙へ兵庫1区
- 新社会党近畿ブロック(山下慶喜議長代行)と社民党近畿ブロック(隅田康男議長)は10月13日、来る総選挙で護憲共同の前進と護憲の議席拡大を図る立場から選挙協力協定を締結。社民党は兵庫1区に無所属で立候補する原和美さん(新社会党兵庫県本部委員長)を推薦し、新社会党は比例区で社民党を応援することを確認した。この合意にもとづく両党の合同街頭演説会が17日夕と18日、神戸市内の4カ所で行なわれ、原和美さんをぜひ国会へと訴えた。新社会党は栗原君子委員長が、社民党からは照屋寛徳衆議院議員、山内徳信参議院議員が応援弁士として参加した。
合同の街頭演説会は、18日午前は神戸市東灘区のJR住吉駅前で、午後は灘区のJR六甲道駅の北と中央区元町の大丸前で持たれた。
新社会党の街宣車の上には、原和美さんと近畿ブロック比例区に立候補する社民党・服部良一さん(新)の2人の予定候補のほか、栗原君子・新社会党委員長、社民党の照屋寛徳衆議院議員、山内徳信参議院議員の5人の弁士が勢ぞろいした。
栗原さんは、両党の近畿ブロックでの選挙協力の締結を報告しながら、「憲法がないがしろにされる政治がつづいているが、自民党と民主党の政策に大差はない。人間をとりもどす政治のためには、もう一つの選択肢が必要だ。原和美さんはそのために立候補する」と訴えた。
さらに、山内さん、照屋さんの2人の社民党国会議員は、ともに出身の沖縄の基地問題にも触れながら、国民の生活を破壊する一方で日米軍事同盟の強化のために多額の税金をつぎ込む自公政権を厳しく批判。「民衆が力を合わせれば悪政は変えられる。今度の総選挙は国民のくらしといのちを守り通す政治をつくるための選挙だ。ぜひ原さんと社民党を勝たせてほしい」と訴えた。
また、「小泉構造改革によって国民生活が破壊さているなか、原和美さんは、国民の目線に立って国民のくらしといのちが一番という政治の理念を実現しようする勇気ある政治家だ」と原和美さんを盛り立てた。
こうした応援を受けて原和美さんは、「小泉構造改革による労働現場の規制緩和が現在の日本の貧困化を生み出した。自分たちの無策を国民の税負担でまかなうというような政治を変えていこう。私たちのくらしと平和をたて直す政治をつくっていこう」と訴えた。
司会を担当した粟原富夫神戸市議(新社会党兵庫県本部委員長代行)も、5度目となる原和美さんの国政選挙への挑戦を紹介しながら、「原さんが選挙を闘うたびに護憲の共同の輪が広がっている。憲法を守り生かす力を大きくするために原さんと社民党に力を与えてほしい」と締めくくった。
前日の17日夕刻にも三宮駅の東で合同演説会が開かれ、みどり関西共同代表の恩田怜さんも参加した。
- 全国から支援の党員が結集
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18、19日の両日、新社会党は総選挙に向けた第2次総行動を行い、原陣営の活動を応援するために全国から延べ120人を超える党員が宣伝車やハンドマイクなども用意して神戸に結集。街頭宣伝行動や第2次全戸配布活動などに汗を流して陣営を盛り上げた。
支援の行動に合流した原和美さんも「ほんとうに多くの仲間に支えられて闘っていることが実感できてうれしい。元気がでるし、いっそう勇気が湧く」と述べた。
- 兵庫県国労闘争団を守る会が総会
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兵庫県国労闘争団を守る会(松枝佳宏代表)は10月9日、第6回総会を神戸市勤労会館で開き、裁判長がソフトランディングを提案している鉄建公団訴訟控訴審を中心とした国鉄闘争の現局面についての認識を深めながら、当面の活動方針などを確認した。
佐野修吉事務局長による議案提案と採択のあと、「国鉄闘争の現状と闘いの展望」と題して国鉄闘争共闘会議の田中清・事務局次長が記念講演。南裁判長提案に対する被告側の厳しい意向も紹介し、なお政治解決の展望を広げる大衆闘争を強める道を明らかにした。
県職労と社保労組の仲間から闘争報告を受け、最後に、同会事務局次長であり鉄建公団訴訟原告団の大串潤一さんが、「重要な局面にある10・24全国大集会を成功させ、闘ってよかったと言える結末を迎えられるよう頑張り抜きたい」と決意表明を行なった。
役員は代表、事務局長、同次長などほぼ全員が留任した。
- 憲法改悪に反対する元教職員ネットワークが集会開催
- 「憲法改悪に反対する元教職員ネットワーク」が10月4日、神戸市内で「今こそ人間を生かす教育″ト生を、君が代不起立≠フ闘いから」と題した集会を開催した。
集会は最初に、君が代不起立≠めぐって濫発される東京都教育委員会からの処分に対する被処分者・支援者たちの闘いをまとめたDVDを上映。今年3月31日、不起立を貫いてきた根津公子さんへの都教委の停職6ヵ月の懲戒処分発令に、集まった多くの支援者は「やった!」と一斉に歓声を上げた。6ヵ月の重い処分に、しかしみんなが抱き合って喜ぶ場面。すでに3回の停職処分を受けていた根津さんには次は免職処分しか残されていなかった。その首をつないだことで、たたかいはひとまず「勝利」したのだ。
DVD上映につづいて同じく東京都の不起立教員近藤順一さんが、なぜ自分も不起立に至ったか、東京都の状況に詳しくふれながら報告した。
会場からは、橋下大阪府政の下で夜間中学校の生徒への給食や就学援助がカットにさらされている実態を報告する発言などもあり、東京はじめ全国で展開されている「新自由主義教育改革」の問題点を浮き彫りにし、それをあらためて考える集会となった。(M)
- 11.6 「憲法たんば」が上映会
- 憲法たんば(平和憲法を守る丹波地区連絡会)は11月6日夜、篠山市内で映画「フツーの仕事がしたい」を上映する。
映画「フツーの仕事がしたい」は、満足に眠ることなく走り続け、残業手当も社会保障もない生活の末、病気になって生死をさまよったトラック運転手が人間らしい生活を取り戻すまでを撮り続けたドキュメンタリーである。以下、映画のあらすじ。
〈皆倉(かいくら)信和さん(36歳)は、根っからの車好き。高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、現在はセメント輸送運転手として働いている。しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、心体ともにボロボロな状態。「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、ユニオン(労働組合)の扉を叩く。ところが、彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。生き残るための闘いが、否が応でも始まった。〉
たんば映画会 「フツーの仕事がしたい」
●と き=11月6日(木) 午後7時上映開始 ●ところ=篠山市民センター2階・催事場 ●主 催=憲法たんば TEL 0795-73-3869 ●協 賛=「ひょうご丹波・憲法を生かす会」など ●入場無料(入場整理券が必要)
- 兵庫県農問懇が宍粟市で交流集会
- 兵庫県農業問題懇話会(西村省吾会長)の地区交流集会が10月8、9日の両日、宍粟市内で開かれた。今回の開催で県内6ブロック全地域での開催を終えたことになる。
今回は西播磨の農業の現状について、上郡農林水産振興事務所と山崎農業改良センターから報告を受けたほか、最近の農業をとりまく情勢と課題について中井常男幹事から提起を受け交流した。
そのなかで、集落営農組織を立ち上げても前進しないばかりか頓挫するケースが目立つことや経営規模を大きくしても採算点に達しない、逆に大規模経営の倒産が相次いでいることなどが明らかにされ、農業政策の抜本的な改革の必要性が強調された。
また、西村会長は「発足以来、食の量と安全の確保を旗印に活動してきたが、今日ほどそのことが切実になっているときはない」と指摘し、グローバル化した市場経済のなかに投げ出されている世界の農業の需給関係はどうなっているのか、農業支援のための公的措置はどうなのか、などについて明らかにしていくことの必要性が強調された。
9日は、10年前にIターンして就農した藤木農園を訪ね交流した。水稲のほかトマトやメロン、野菜づくりに取組んでいるが、一番の悩みは集落全体が高齢化し後継者がいないこと。「集落農地を守りつつ独自の販売ルートをどう確保するのかが課題」と語ってくれた。
農業問題懇話会では、交流の中で遺伝子組み換え食品が予想以上に出回っていることについても論議されたが、機会をみつけて学習の場を提供していくことが確認された。
(N)
- 第12回働く女性の交流集会
- 第12回働く女性の交流集会が10月11日、約70名が参加してひょうご共済会館で開かれた。
冒頭、森尾潤子実行委員長(自治労兵庫県本部女性部長)が、自治体職場でも非正規労働者が30%を超えるという実態にふれて、「自分は組織されていると甘えていては雇用も守れない。本気で正規・非正規を越えて労働条件、雇用を守るたたかいが必要だ」とあいさつした。
続いて5つの職場報告が行なわれた。保育所の仲間から臨時職員の処遇改善の取り組み、民間の仲間からは派遣社員の声を拾い上げ対立役選を少数派ながら闘い続けている報告があった。加東市臨時・嘱託等職員労組の仲間からは、「自分が働いてきた13年を無駄にしたくない」と雇用を守る闘いを続けてきたこと、09年には3年の雇用期限を迎えるが、「自分の仕事に責任と誇りを持ち、正規職員と共に闘い続ける」という元気な報告を受けた。武庫川ユニオンからは尼崎市役所分会の闘いの報告があり、社会保険労組からは、この間の政府・マスコミの理不尽な攻撃の中で、健康や家庭がつぶされそうになりながらも、職場で話しあって支えあいこれからも働き続けたいという報告があった。
「ペイ・エクイティ(同一価値労働同一賃金)から均等待遇を!」と題した講演では、屋嘉比ふみ子さん(働く女性の人権センターいこ☆る・事務局長)から、京ガス闘争の経過と、ペイ・エクイティの意義、展望など元気の出る話をしてもらった。女性の賃金差別、非正規の賃金差別に対し、「同一価値労働同一賃金」の視点を確立することは、〈安上がりの労働力=女性、非正規〉という差別を打ち崩していく力になると改めて確認した。
集会は最後に、生活できない低賃金を許さない闘いを改めて広げていこうと確認して終わった。
(K)
- 「神戸・南京を結ぶ会」訪中報告A
- 長春では、瀋陽や大連そっくりの日本の満鉄の街づくりとその建物跡、異様な城のようにそびえる関東軍司令部跡の建物などを見た。
「満州国」皇帝溥儀の故宮と地続きの革命博物館・東北抗日戦争勝利記念館を見学。ここでは14年戦争にとどめず、1864年の明治天皇の言葉から始まり、日本の中国侵略の野望が語られ、順に後付されていく。
満鉄と関東軍がどのように理不尽に土地を取り上げ、村を焼き払って無人区を作り、日本人を入植させていったかが語られている。日本国内で、「満蒙の沃野を見よ。…他人のものを失敬するのは褒めたことではないけれども、生きるか死ぬかという時には背に腹は代えられぬから、あの満蒙の沃野を頂戴しようではないか」と陸軍の国防思想普及会に煽られて、生活に困り、また、大きな夢を持って満蒙に出かけたものの、荒れ野の開墾に絶望。わずかな武器で自衛させられ、ソ連参戦時には150万人の日本人の多くがシベリア抑留となったり、残留孤児として今も苦闘する人々が生み出された。
また、この記念館には「満州国」当時の「奴隷化教育」として、当時の日本語教育と教科書が残されていた。「五族協和」「王道楽土」というスローガンが掲げられたが、「満州国」のすべての小学校で「教育勅語」が暗誦させられ、神社への参拝を繰り返し行わせた。植民地化した朝鮮と同じことを行っていた。
ここでも見学時間が足りないと思いながら走ったが、親子づれや若い人々が見学に来ていた。2度とこんな歴史を繰り返さないために、若い人々にも正しく伝えなければいけないという熱意を感じた。
中国でも、歴史を若い人々に正しく伝えるということは大切にされてきている。王教授が、日本での経験をもとに、社会科教育では日本の教科書はすぐれている、結論を押し付けるのでなく子どもたちに問題を提起し、考えさせるようになっている、中国への侵略の歴史などももっといろんな事実を提示し、考えさせたらいいのではないか、中国も結論を教えるのでなく、子どもたちが自分の頭で考える必要がある、と言われていた。
そのためにも、日本でも各地に戦争について考える資料館が必要だと思う。神戸にも空襲を中心にした戦争資料館ができればと思う。そこには、被害の歴史だけでなく、朝鮮人労働者によって作られた神戸電鉄や各地のトンネル、神戸港の作業に駆り出された強制連行された朝鮮人や中国人、川崎造船所などに働かされた捕虜の人々などの資料を展示してほしい。直接体験を語る語り部がどんどん減ってしまう。その方々に代われないが、具体的に伝えるものが必要である。
(小城智子)
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