「新社会兵庫」 2月10日号
盛大に「原和美さんを囲む新春の集い」
 今年9月までには必ずある総選挙に向け、兵庫1区から無所属での立候補を予定している原和美・新社会党兵庫県本部委員長は年明け早々からエンジン全開¥態だ。戸別のあいさつ回り、朝夕の駅頭立ち、街頭演説、労働組合・民主団体の旗開きへの出席など、連日勢力的に動き回る。こうした活動に取り組む原和美さんを励まし、支持の輪をさらに広げようと、「原和美を国会に送る会」(原和美選対)主催の「原和美さんを囲む新春の集い」が1月31日、神戸市中央区の兵庫県私学会館で開かれた。

今こそ一人ひとりの立ちあがりで政治を変えようと訴える原和美さん=1月31日、神戸市内  集いには、原和美さんを支援し、護憲の共同闘争の前進をめざす多くの団体代表や個人約100人が集まり、会場は熱気にあふれた。
 あわはら富夫選対代表(神戸市議)の主催者あいさつのあと、新社会党の栗原君子・中央本部委員長と社民党の隅田康男・近畿ブロック協議会議長から連帯のあいさつが行なわれた。栗原さんは、前日、原和美さんらとともに新社会党として厚生労働省に対して雇用対策などの申し入れを行ってきたことを報告。また、隅田さんも、不況下での闘いを呼びかけるとともに、憲法を守り生かす共同闘争への決意を述べた。
 これを受け、原和美さんが「今の状況をあきらめてはならない。ひどい扱いへの働く者の怒りをもって政治を変えていこう。一人ひとりが声を出し、動くときだ。小選挙区で無所属の私が当選するような選挙にしないと世の中は変わらない」と力のこもった決意表明を行なった。
 乾杯ののち、兵庫県職労・坪田眞樹委員長、闘う第三極創りをめざす近畿会議・加来洋八郎代表呼びかけ人、部落解放同盟兵庫県連・赤松賢宥委員長、さらには本山美彦・京大名誉教授や家正治・姫路独協大学教授ら、原和美さんを支える労働組合・団体や個人から次々と激励のエールが送られた。
 社民党・近畿ブロック比例区予定候補の服部良一さんも駆けつけ、原和美さんと共に闘う決意を述べた。

14年前をふり返り、被災者の生活再建支援の取り組みをステージから語る原和美さん=1月17日、神戸市役所前  阪神・淡路大震災から14年の1月17日、神戸市役所前では、第14回「1・17追悼・連帯・抗議の集い」が今年も開かれた。「一人の被災者も取り残さない!」「今後の良き前例となる支援施策の実現を!」をスローガンに掲げ、兵庫県被災者連絡会、神戸の冬を支える会など6団体で構成する実行委員会が震災の翌年から主催してきた。
 集いでは午後からステージが始まり、三田太鼓の演奏やチョウ・バギさん、おーまき・ちまきさんらの歌が披露され、震災や復興へのそれぞれの思いが発信された。また、各界からの発言もあり、原和美・新社会党兵庫県本部委員長も連帯のあいさつを述べた。
山口哲夫さん(新社会党顧問 元参議院議員)講師に
 新社会党兵庫県本部が主催し、ひょうご自治体労働運動研究会が後援した「新社会党公開講座A」が1月31日、兵庫県私学会館で開かれた。
釧路市長時代の経験などをもとに提言する山口哲夫さん  講師は、元釧路市長、元参議院議員で新社会党顧問の山口哲夫さん。山口さんは80歳を迎える直前の昨年6月、自分史『信念は曲げず』を上梓した。
 「自治体闘争と新社会党」と題した講演では、その著書にも著わされた3期にわたる釧路市長時代や職員時代の自らの経験を主に紹介しながら、今日の情勢のなかでの自治体闘争について教訓に富んだ提起が行われた。
 現在横行する非正規職員の首切りは「100年に1度の不景気」に便乗したもので、派遣制度そのものが問題だとした上で、自分が取り組んだ自治体での臨時職員の正職員化闘争や、老人医療費無料化の取り組みの経験をもとに今日の高齢化社会の対策などにも言及。最後には、自治体議員の役割を強調しながら、新社会党が自治体議員をひとりでも多くつくっていくことの重要性を訴えて講演を締めくくった。
「ひょうご丹波・憲法を生かす会」が結成2周年記念講演会を開催
 「ひょうご丹波・憲法を生かす会」が06年10月に正式発足して2年が過ぎた。この1年は、「憲法たんば」(平和憲法を守る丹波地区連絡会)と連携しながら、07年11月の「たんば憲法集会」、昨年8月の「ヒロシマナガサキ」上映会(丹波市、三田市)、10月の憲法学習会(後期高齢者医療制度)、11月の映画会「フツーの仕事がしたい」などに取り組んできた。
豊富な映像を交えたフリージャーナリストの西谷文和さんのイラク最新レポートを聴いた講演会=1月28日、篠山市内  しかし、「生かす会」独自の活動という点では十分だったとは言えず、2周年を機に活動を強めようと、1月28日、篠山市内で結成2周年記念講演会を開いた。講師にはフリージャーナリストの西谷文和さんを招いた。
 講演会には約50人が参加し、最新のDVDを観た後、西谷さんによるイラク現地の最新レポートを熱心に聴いた。豊富な映像を交えながらの講演は、非常に分かりやすかったと好評であった。 以下、参加者の感想の一部を紹介する。「子供たちの悲惨な様子を観て胸が締めつけられる思いだった」「マスコミで報道されないことが多くあり、とてもショックを受けた」「現地取材による報告は、日頃の常識≠疑わせるものだった」「人の命が、一部の金持ちの金もうけのために、いとも簡単に奪われていることに改めて怒りを持った」。
 同会は、2月17日に第3回総会を開き、今後の活動などについて話し合う。(K)
 夫が旧国鉄鷹取工場でアスベストに曝露し中皮腫で亡くなった桑名美恵子さんが、旧国鉄に対して謝罪や補償制度の確立などを求めて提訴した裁判の第1回和解協議が1月29日に神戸地裁で行なわれた。
報告集会で和解協議の内容を報告・解説する代理人の位田弁護士(中)と原告の桑名美恵子さん(右)=1月28日、神戸市内  昨年12月4日の第6回期日で、証人尋問が終わって今後の進行の打ち合わせに入ろうとしたとき、急きょ被告側代理人から和解が持ち出され、それを受けての和解協議なった。
 旧国鉄のアスベスト被害をめぐる裁判は、横浜地裁でも同じような提訴がなされていたが(2つの事件)、昨年12月25日、原告側のほぼ全面勝訴と言える内容で和解が調印された。和解内容は、@「哀悼の意を表明する」などとした謝罪、A今後の救済に向けて石綿補償制度及び石綿健康診断制度の周知に努めること、B解決金として2つの事件についてそれぞれ1700万円強(総損害額―損害の補填)を支払う、というもの。さらに、この和解成立を受けて、被告側の鉄道運輸施設支援機構国鉄清算本部は、一律1千万円の遺族補償一時金制度を新たに創設し、09年4月から実施することを発表している。
 この日、和解協議ののち、神戸地裁近くの会場で報告集会が開かれ、原告代理人の位田弁護士から協議内容のポイントと解説が行なわれた。和解協議は、横浜地裁で成立した和解内容を基準として行なわれていくことになるが、@謝罪、A補償制度や健康診断制度の具体的な周知方法、B和解金額などをめぐっての協議であることが明らかにされた。
 今後は、2月20日までに裁判所の和解案が双方に示され、次回の和解期日が3月17日午後1時30分からであることが明らかにされた。
 最後に原告の桑名さんが「みんなに関わることなのでいい形で先例を残したい」と決意を述べた。
「世界同時不況と私たちの課題」
「今こそマルクス主義の学習を」と強調する講師の津野公男さん=1月25日、神戸市総合福祉センター 労働大学近畿支局と労働大学まなぶ友の会兵庫県協議会は1月25日、09年新年旗開き・新春講演会を、神戸市中央区の総合福祉センターで開き、約60人が参加した。
 講師の津野公男さんは、「金融危機(世界同時不況)と私たちの課題」と題して1時間あまりにわたって講演。起こるべくして起こった金融危機の原因を解説し、いっそう深刻になるしかない実体経済の危機、世界恐慌の進行についても資本主義の本質から説き明かした。さらに、具体的な運動の課題についても提起。「今は資本主義そのものが問われており、マルクス主義思想、社会主義思想が浮上してくる条件が成熟しつつある」として、雇用・生活破壊に対する改良闘争の強化の重要性とともに、今こそ大衆的な理論学習会の組織化をと強調した。
インフォメーション
■パンフ『震災とアスベスト』が発刊
 NPO法人ひょうご労働安全衛生センターが、パンフ『震災とアスベスト―阪神・淡路大震災の教訓から―』をこのほど発刊した。震災復興活動での新たなアスベスト被害を出さないためには早急な対策が求められるが、その一助にと作成されたもの。A4判 32ページ。頒価300円。
 申し込み・問い合わせは TEL 078-251-1172
■映画『フツーの仕事がしたい』の劇場公開案内
    2月14日から神戸市・新開地の神戸アートビレッジセンターで公開。
  • 2月14日(土)〜20日(金)は12時30分と20時45分の2回上映。なお17日(火)は休映/2月14日(土)12時30分の回は、土屋トカチ監督による舞台挨拶と交流会が予定されている。
  • 料金
    一般1500円、学生1200円、シニア1000円、web割1200円(前売なし)