「新社会兵庫」 7月14日号
- 「原和美と音楽の集い」に200人
- 国会解散・総選挙を近くに控えて、兵庫1区に立候補を予定している原和美陣営は7月5日午後、神戸市東灘区の御影公会堂で「原和美と音楽の集い」を開いた。200人余が参加した集いは、その名の通り、いつもの選挙関係の集会とは異なる趣きで、楽しく、軽やかにすすんだ。今回、原和美さんへの支援が多彩に広がっていることを示す一幕だった。
- ジャズコンサートで応援
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集いは2部形式で行なわれ、第1部は原和美さんと原和美後援会長の本山美彦さん(国際経済学者、京都大学名誉教授)によるトーク。原和美さんが本山さんに質問をしながら自分の考えも述べるという形で談義が進み、1時間近くにわたって今日の経済、社会問題などを語り合った。
このなかで、本山さんが原和美さんにぜひ政治家として実行してほしいと二つを注文。一つは、若者が使い捨てにされ、社会に希望が持てなくなっているような今日の雇用形態から若者を救ってほしいということ。もう一つは、お年寄りの医療・介護でたいへんな負担が庶民の家計にかかっていることを何とかしてほしいということ。
原和美さんは、「あちこちを回ってみて、市井の人たちが一番、今の政治のことを真剣に考えていると感じる。こんな人たちと一緒に地域から今の酷い政治を変えていけると確信しているし、変えていきたい」と決意を語った。
第1部の最後から先は音楽がいっぱい。アマチュアバンド「一心バンド」が、「イムジン河」「戦争を知らない子どもたち」など懐かしのフォークを演奏。一緒に歌を口ずさんで楽しむ参加者の姿も見られた。
第2部は「ほろ酔いステージ」と題して、ドリンクを交えてのプロによるジャズコンサート。上田由美さんのピアノと宗川信さんのベースが、絶妙なかけあいで軽快にジャズを奏でていく。「ムーンリバー」「ティーフォーツー」「雨にぬれても」「テネシーワルツ」などスタンダードナンバーがつぎつぎと演奏され、会場をうっとりとさせた。
この集いは、ピアニストの上田さんの「ぜひ原和美さんを応援したい。自分にできることは?」という申し出から始まった企画。原和美さんが駅前で演説をしているところを通りがかった上田さんが、話しかけやすそうな人だと原さんに相談をもちかけたのがきっかけとなって、今回の選挙での応援となった。
- ひょうごユニオンが定期総会
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ひょうごユニオン(小西純一郎委員長)は6月28日、第12回定期総会を明石市勤労福祉会館で開いた。どの地域ユニオンにも相談が増え、同ユニオンがずっと目標としていた組合員1千人を突破したなかで今大会を迎えた。こうした状況を反映して、代議員には闘いの当事者である若い組合員の顔ぶれが目立った。
冒頭、小西委員長は「情勢の後押しもあるが、各地域ユニオンが奮闘した。たんばユニオンが結成され、姫路ユニオンは3倍増、武庫川ユニオンも11分会が新しくできた。若い仲間が顔を見せ始めた」とあいさつ。
塚原久雄事務局長から報告や提案が行なわれ、
「@全県下に地域ユニオン運動を拡げ、2千人のひょうごユニオンを建設するAリビングウェイジ条例制定運動をはじめとした社会的労働運動を推進するB労働組合の共闘を強め、兵庫県での労働運動センター機能の強化をめざす」という3つを基本目標にして活動を強めることが確認された。
各地域ユニオンからは解雇問題、賃金未払い問題、パワハラなど、いま取り組んでいるさまざまな闘いが、若い当事者自身からも報告された。
- 憲法を生かす会・兵庫
- 「憲法を生かす会・兵庫」は6月28日、「社会保険の職場と年金問題」をテーマに、長年にわたって県職社会保険支部の役員を務められた方を講師に学習会を開催した。
その中では、現在の健康保険制度や年金制度が、戦争のための労働力や兵士、さらに戦費確保を目的として戦前から戦中にかけてつくられたこと、また、生存権を保障した憲法25条の精神と当初の制度発足の目的との乖離が常にあったことなどが説明された。
さらに、労働者や市民の運動の成果として国民健康保険制度、老人医療無料化、年金の物価スライド制度などが勝ち取られたものの、80年代以降は社会保険制度全般における改悪が実施され、ついには社会保険庁そのものが解体されようとしている現状と職場の実態についての報告があった。
参加者からは、「社会保険事務所が年金機構や健康保険協会に分割され、しかも民営化されるなどは知らなかった」「マスコミは、消えた年金や社会保険事務所の職員の批判ばかりで、肝心なことはほとんど報道してなかった」「後期高齢者医療制度など弱いものいじめばかりだ」など、活発な意見がだされた。
「生かす会・兵庫」は、今後も3カ月に1回の目標でこのような学習会を開催していきたい。
(Y)
- キューバの医療の実情を学ぶ/憲法を生かす会長田など
- 憲法を生かす会長田と新社会党長田総支部の共催による学習会「キューバの医療と日本の医療」が6月28日、新長田勤労市民センターで開かれた。
この学習会は、格差社会のもとで国民生活に大きく影響を及ぼしている問題を連続で学習しようと「医療・平和・福祉連続学習会」が企画され、その1回目として開催されたもの。
講師にキューバを実際に訪問して医療の実情を視察してきた村上正治氏(ろっこう医療生活協同組合・理事長)を招いて、映像を見ながらキューバ医療の実情を聴いた。アメリカの経済封鎖の下、貧しくともキューバは医療や教育が無料で、国民が安心してくらしていることが紹介された。かたや、格差と貧困の中で医療現場は厳しく、保険制度も後退をさせられ、暮らしが悪くなる一方の国の医療実態から、キューバの優位性が感じ取られ、参加者は羨ましい思いで学習会を終えた。
次回は8月30日に「平和の集い」として平和の問題で学習会を開く。
(O)
- イーランド一般労組委員長の報告に学ぶ
第22回アジア労働者交流集会in神戸
- 「第22回アジア労働者交流集会in神戸」(神戸学生青年センター、兵庫社会労働センター、自立労連神戸支部による集会実行委員会が主催)が7月1日、神戸市勤労会館で開かれた。
今回のゲストは韓国のイーランド一般労組委員長のキム・ギョンウクさん。“韓国非正規職闘争の象徴”とも呼ばれる「イーランド闘争」(下記)について、「いろんな評価があるが…」と断りながら、自作DVDの映像を交え、闘いの最も中心的な立場から生々しい闘争報告を行った。
1970年生まれのキムさんは陸軍士官学校卒、陸軍将校任官という労働運動活動家としては異色の経歴。陸軍を退役して入社した、イーランドグループ買収前の韓国カルフールで部下の解雇問題をきっかけに労働組合運動を始めた。
イーランド闘争でし烈を極めた占拠・ろう城をめぐる攻防、1千人の労働者が逮捕されるという弾圧。それでも闘い抜いたのは、「たんに働きたかっただけだ」という原点を語った。立ち上がった女性たちの自立というテーマも報告された。この闘争を素材にして2本の映画が作られたという。
【イーランド闘争】大型量販店ホームエバーで働く非正規職が、勤続2年以上の正規職化を義務付けた「非正規職保護法」施行(07年7月)直前に、駆け込み的に大量解雇されたことに対して、イーランド一般労組が07年6月からストライキに突入。ホームエバー・ワールドカップ店の売り場を占拠してろう城を続けた。女性を中心とする組合員の闘いに多くの支援が寄せられる一方、政府と資本は機動隊による暴力的排除や労組幹部の逮捕など激烈な弾圧を繰り返した。弾圧に抗しながら続けられた512日間におよぶストライキは08年11月に、180人の原職復帰、16カ月以上働いた非正規職の正規職化、非正規職への有給休暇付与などを勝ち取って終結。その一方で労組は委員長をはじめ12人の幹部の復職は断念せざるを得なかった。
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