「新社会兵庫」 10月10日号
「郵政職場の不当労働行為を正す会」が総会
 05年9月に当時JPU阪神東支部の支部長であり、尼崎地区労議長の酒井浩二さんを尼崎局から大阪西局に配転したのは、同支部がめざす地域労働運動の弱体化をねらった不当労働行為だとして、06年5月に酒井さん本人、尼崎地区労、武庫川ユニオンの3者が原告となって提訴した裁判の控訴審は今年7月16日、大阪高裁で原告敗訴の判決が出された。判決を受け、この裁判闘争を支えてきた「郵政職場の不当労働行為を正す会」(今西正行会長)は9月15日、尼崎労働福祉会館で第4回総会を開き、会の解散を含めた今後の活動の方向性を決めた。

闘う労働運動の再生へ次のステップに進もうと確認しあった「正す会」第4回総会=9月15日、尼崎労働福祉会館  115人が集まった総会では、今西会長のあいさつののち、小西純一郎事務局長(尼崎地区労事務局長)が活動経過を報告し、今後の活動の方向性について提案した。裁判期日ごとに100人前後の多くの支援傍聴があった事実に触れ、「ここに集まれば仲間がいる、職場の話ができる、交流ができると、お互いの励ましの場になったのだろう」と感想を述べ、「地域労働運動をつぶす攻撃と職場の民主主義の否定に対して闘うという趣旨はまだ達成されていない。もう一度この原点に立ち戻り、裁判闘争を通じて生まれた連帯をさらに広げて力にしよう」と提起した。さらに、延べ694人の会員が結集した「正す会」は今総会で解散し、新たな共闘の場をつくると提案した。
 その後、「酒井裁判闘争の意義と今後の労働運動の展望」と題して、原告の代理人の森博行、在間秀和両弁護士からそれぞれ感想や問題提起を受けた。「結果は負けたが、裁判の意義は大きかった。地区労や地域ユニオンが原告となり、企業を越えた地域労働運動の意義を裁判を通じて提起できたことや、大企業の企業内労働組合が本来の労組の役割を果たしているのかと問題提起したことだ」などと指摘し、「こうした重要な問題提起を続けることが大切で、酒井裁判が点けた火を消さないことだ」と励ました。
 日本郵便非正規ユニオンの若い仲間からも連帯のあいさつが行われ、組合旗をつくるために会場で募られたカンパが福本委員長に手渡された。
 最後にあいさつに立った酒井浩二さんは、「裁判を終えたいま、労働者の怒りの受け皿になりうる新たな塊づくりを必死でつくり上げることが求められている。新たな共闘組織の構築と労働運動の再生に向け、共にがんばろう」と決意を述べ、総会は幕を閉じた。

新社会党兵庫県本部が決定
樫野孝人さん  任期満了に伴い10月11日告示、同25日投開票で行なわれる神戸市長選挙で、新社会党兵庫県本部は無所属で立候補を予定している樫野孝人氏(46歳)の協力・支援を決め、9月28日記者発表した。
 大震災以降の3回の神戸市長選では被災者の生活支援のあり方や神戸空港建設をめぐって、新社会党は開発優先・市民不在の市政を変えるため、現職市長の対立候補を市民団体や共産党とともに共同で擁立、支援してきており、今回の市長選に際しても、その立場からこれまでの経過も尊重して市民団体「神戸再生フォーラム」、共産党、新社会党の3者で懇談・協議を持ってきた。しかし、神戸再生フォーラムの推す候補者をめぐって共産党は合意できないと、この枠組みからはずれて独自の公認候補の擁立を9月24日に発表。一方、神戸再生フォーラムは9月27日の臨時総会で樫野氏の支援を決めた。
 こうした経緯を踏まえ、新社会党は、樫野氏とは一致しない政策もあるが、公約とは裏腹に開発優先、福祉切捨ての政策を続ける現矢田市政を変えうる候補者として、協力・支援することを決めた。当選後については是々非々の立場で対応し、市民のくらし・福祉優先の政策の実現をめざしていくことも明らかにしている。
 樫野氏は「ハード(ハコモノ)からソフト(人と生活)に」など3つの基本方針のもとに、中学生までの通院費の無料化や待機児童の解消、中央市民病院移転の再検討、無料または低額で乗り放題の敬老パスの実現など33の公約を掲げている。
かしの・たかひと 神戸市須磨区生まれ。板宿小、飛松中、長田高、神戸大学経済学部を卒業して(株)リクルートに入社。福岡ドーム・イベントプロデューサーなどを経てウェブ制作会社アイ・エム・ジェイ社長に。現在、同社顧問。「NANA」「蟹工船」などの映画製作も手がけた。
新社会党が推薦/10月25日投票
村井正信さん  新社会党兵庫県本部は、任期満了に伴い10月18日告示、25日投票で行なわれる西脇市議会議員選挙(定数18)に今回初出馬する村井正信さん(60歳)の推薦を決めた。  村井さんは、これまで西脇市職組委員長などを歴任、労働組合運動、部落解放共闘運動などを担う傍ら、地域では地元のまちづくりにかかわってきたが、市役所を定年退職したのを機に市議選への立候補を決意した。
 主要政策に「住民による住民のためのまちづくり」「地域産業の育成と地域商店の再生」「人として生きる権利をもっと大切に」などを掲げている。
 今回、定数が2減となり、立候補予定者も少なく、少数激戦の様相。
 なお、これまで新社会党の推薦で西脇市議を3期務めた田村慎悟さんは今回勇退する。

むらい・まさのぶ 1949年生まれ。東洋大学経済学部を卒業して西脇市役所に入職。西脇市職員組合委員長、比延地区まちづくり協議会副会長、比延小学校PTA会長などを歴任。
◎後援会連絡先=西脇市鹿野町1037-1 電話、ファックスとも0795-23-3318
滋賀県あいば野 9.19
沖縄からの連帯のアピールも受け日米軍事一体化反対などを訴えた9.19あいば野集会=滋賀県高島市  滋賀県高島市の陸上自衛隊あいば野演習場と陸上自衛隊今津駐屯地で日米合同軍事演習が昨年に引き続き今年も10月9日から18日まで行なわれようとしていることに対し、9月19日昼、「日米合同軍事演習反対!9・19あいば野集会」が高島市今津町の住吉公園で開かれ、近畿各地から約600人の労働者、市民が参加した。
 昨年と同じく、「フォーラム平和関西ブロック」と「’09あいば野に平和を!近畿ネットワーク」が共同で開催した。
 あいば野での日米合同軍事演習は1986年に始まり、今回で10回目。同演習場には都市ゲリラを想定した市街地戦訓練施設も新設され、今年4月には地対空ミサイルPAC3も搬入・配備された。今回の演習には、福知山の陸上自衛隊第3師団第7普通科連隊と米陸軍ニューヨーク州兵第42歩兵師団から参加するとされている。
 集会では、主催の両団体の代表や来賓の服部良一衆議院議員(社民党)のあいさつ、各地・各団体の代表による決意表明ののち、沖縄・辺野古からかけつけたヘリ基地反対協・共同代表の安次冨浩さんが連帯のアピールを行った。安次冨さんは辺野古での新基地建設阻止のこれまでのたたかいの報告を交えながら、「沖縄では先の総選挙で4つの選挙区すべてで新基地建設反対の議員が当選した。これが沖縄県民の怒りのあらわれだ。普天間の即時閉鎖、辺野古新基地阻止などを求めて、新政権に対しても声を出していく。アセスをめぐっては400人余の原告団、41人の弁護団で国家賠償を求める提訴を行なう。11月には県民大集会も予定している」などと訴えた。
 集会終了後は「日米合同軍事演習反対」「日米軍事一体化反対」「あいば野からPAC3を撤去せよ」などとシュプレヒコールをあげながら今津町内をデモ行進した。
兵庫県農業問題懇話会
 兵庫県農業問題懇話会(西村省吾会長)は9月12、13日の両日、三木市内で09年度の地区交流集会を開催した。
 三木、小野、加東地域が酒米・山田錦の産地であることから、生産者や農協、行政の関係者を招いて山田錦の生産・販売の現状と課題について報告をうけ交流した。
 山田錦は酒米のなかでトップの位置にあるが、国民の日本酒離れや全体的な米食減のなかで価格は下落傾向を強めていること。さらに温暖化の影響を受け、良質の酒米をつくるためのきめ細かい生育過程での管理が必要になっていること。これらに加え、減反問題や後継者不足などが指摘され、厳しい現状の報告が続いた。また、共同化や機械・設備の更新などが遅々として進まないなかで、政治や農協の果たす役割についても議論された。
 なお、農業問題懇話会では、例年取り組んでいる「手づくりキムチの会」を11月28、29の両日、加西市内で行うことにしている。
(N)
 労働大学近畿支局は今秋、県内4カ所で「2009労働大学講座」を開講する。「学ぶことによって、労働者が人間らしく生きていくための力を身につけていこう」と呼びかけている。
 各講座の開催要項は以下の通り。問い合わせ・申し込みなどは?078‐361‐5051(労働大学近畿支局)まで。

《神戸講座》
▼期間/時間=10月22日、29日、11月5日、12日、19日、26日の毎週木曜日(全6回)/午後6時30分〜8時30分
▼会場=神戸市立婦人会館、神戸市立総合福祉センター(同じ建物)
▼講義テーマ/講師=@今の政治の流れと私たちのくらし/今村稔A職場の現状と労働組合/稲村守B新自由主義の破綻と日本経済/津野公男C変わりゆく世界の動き―韓国―/佐野修吉D雇用情勢と仲間づくり/森哲二E私たちをとりまく情勢と課題/稲葉耕一
▼受講料=4100円(聴講料1回800円)

《東播磨講座》
▼期間/時間=10月19日、26日、11月2日の毎週月曜日(全3回)/午後6時30分〜8時30分
▼会場=加古川市立勤労会館
▼講義テーマ/講師=@政治の流れと私たちのくらし/津野公男A雇用情勢と仲間づくり/小西純一郎B危機管理と新型インフルエンザ/松枝佳宏
▼受講料=2000円(聴講料1回800円)

《姫路講座》
▼期間/時間=10月14日、21日、28日、11月4日、11日、18日の毎週水曜日(全6回)/午後6時30分〜8時
▼会場=花の北市民広場
▼講義テーマ/講師=@働く者のものの見方、考え方/稲葉耕一Aもうガマンできない 貧困・生活破壊/黒崎隆雄B労働組合の現状と仲間づくり/菊地憲之C私たちの年金/福田義幸D憲法と私たちのくらし/山口みさえE私たちをとりまく情勢と課題/今村稔
▼受講料=4100円(聴講料1回800円)

《但馬講座》
▼期間/時間=11月5日、12日、19日の毎週木曜日(全3回)/午後6時30分〜8時30分
▼会場=豊岡市民会館
▼講義テーマ/講師=@政治の流れと私たちのくらし/小島修二A労働組合とは何か/菊地憲之Bメンタルヘルスと労働災害/塚原久雄
▼受講料=2000円(聴講料1回800円)
インフォメーション
国際反戦デー兵庫県集会&デモ
  • と き=10月21日(水)午後6時30分〜
  • ところ=神戸市中央区・東遊園地
  • 主 催=平和憲法を守る兵庫県連総会(連絡先 自治労県本部)
10.23JR採用差別全面解決を求める兵庫県集会
  • と き=10月23日(金)午後6時30分〜
  • ところ=神戸市勤労会館308
  • 講 演=「JR採用差別全面解決の闘いと展望」
    山下俊幸氏(国鉄闘争に連帯する会事務局長)
教育労働講座
「広島の“教育改革”−高須小事件から見えるもの」
若井達也さん(広島県教組)
  • と き=10月24日(土)午後2時〜
  • ところ=新長田勤労市民センター
  • 主 催=教育労働運動研究会
  • 参加費=500円
2009たんば憲法集会
〜講談「はだしのゲン」 講談師 神田香織
  • と き=11月4日(水) 午後7時開会
  • ところ=四季の森生涯学習センター
  • ミニコンサート=はるまきちまき
  • 主 催=実行委員会(憲法たんば気付)
  • 前売券 1000円(当日1200円)